ウィーンひとり旅2014(37) プラフッタ | ひとりタビ部 あ~と

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プラフッタ

 

 ウィーンで最後の夕食。地下鉄Stubentor駅で下車し雨の地上に出た。意外にも目の前が「プラフッタ」だった。庶民料理のはずだが、店の外観は結構高級そうなレストランである。有名になれば店構えもりっぱになるのだ。



 店内に足を踏み入れる。まだ、夕方6時なので人は少ない。どこでも好きな席にどうぞ。いかにもヨーロッパという雰囲気の外のテラス席を選択する。



 ターフェルシュピッツとワインを注文。多分、洋わさびの注文について聞かれたのだと思うが、何を言っているのかわからず、洋わさびのことかと気づいたときには話はこんがらがっており注文をあきらめる。

 

 数分でワインとターフェルシュピッツのセット(鍋、皿、ソース、薬味(付け合せ野菜)、黒パン)が運ばれてくる。これが一人前か?と鍋の大きさに驚かされる。食べ方がわからない。




洋わさびの一件のウェイターには愛想を尽かされたようで、若いウィターが変わって空いてをしてくれ、食べ方の立派なカードを持って来て説明してくれた。

 

 まず、スープをスープ皿に入れていただく。次に輪切りの背骨を取り出し、骨髄をナイフですくって黒パンに塗り黒胡椒をふって食べる。最後に鍋から肉と野菜を皿に移し、薬味の野菜のみじん切り・すりおろし、マヨネーズソースを皿に盛る。切った肉に薬味、ソースを添えて食べる。この食べ方は教えてもらわないとわからない。ウィーンでは常識なのであろうか。



 

 まあ、見た目どおりに美味い。豪華な洋風おでん。

 

 肉を全て(ステーキ1.5枚分ぐらいだろうか)皿に移すと、まだ野菜とスープがたっぷりと残っている鍋をとっとと引き上げられた。

 

 若いウェイターなかなかおもしろくて美味いか?と何度も聞いてくる。美味い!美味い!というととてもうれしそうだったので、出世して店でも持てばまた来るよと言いたかったのだが、語学力不足が友好の気持ちの障壁になった。

 

席料?€2.9、ワイン€5.1、ターフェルシュピッツ€23.4、計€31.44400

 

40分足らず追い出されて4400円は高いと思ったが、肉のボリュームからすると安いかな。