ベースラインに無理にコードトーンを入れる必要はありません。 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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「『C7』なのになぜG音が入っていないのですか?」

「『C7』なのになぜG音が入っていないのですか?」(補足)
に関連して、ベースラインの話を。


上記のような疑問を持つ主な原因は、

コードにある構成音を全て弾かなければならないのでは

という誤解です。


ベースラインについても似たような勘違いがあります。


以前の記事、

同じルート音の違うコードが続く場合のベースライン(例:C → Cm)


でも指摘しました。


例えば、

「CΔ → Cm」

というコード進行の場合、

CΔの際はE音を

Cmの際はE♭音を

入れなければならない

という勘違いをしているケースが

散見されます。


さらには、不自然に

CmでE♭音から始める方も

少なくありません。


コード楽器がいる場合は、

メジャーからマイナーの変化は

コード楽器が表現する(はず)なので

ベーシストが力む必要はありません。


例えば、

|ド・ド・ソ・ソ|
ド・ド・ソ・ソ|

というベースラインでも

アンサンブルとしては

CΔ→Cmの感じが

充分表現出来ます。


もちろん、

演奏が良ければ、

CmでE♭音から弾き始めても構いませんし、

3rdを通過するベースラインでは

当然メジャーとマイナーの違いは

考慮に入れて演奏しなければならないことは

言うまでもありません。


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