10月17日(金)仁心道場出稽古 | 横浜市実戦空手道場 KENSEIKAN   館長BLOG

10月17日(金)仁心道場出稽古

今日は、お世話になっている柚井師範の本部道場へお邪魔しました、出稽古と言うには顔が赤く成る

内容でしたが、お話があってお伺いしたが、柚井師範も先生も多忙、中々無い機会なので失礼かとは

思いましたが道着に着替え1時間半、稽古生の皆さんと一緒にご指導して頂きました・・・

9月に参戦したマス大山メモリアルカップ以降、脛骨剥離骨折と外側側副靭帯一部断裂と怪我を負い

一ヶ月、据わる歩くもままならず全く稽古も出来ずにいた、五十歳も過ぎると長年酷使して来た身体は

満身創痍、機械と同じで一度止めたらもう二度と動かない、騙し騙しでも油を注しながら動かし続け

ていれば何とか動くと言う感じか?だから若い頃の怪我とは違い大きい怪我をしてしまうと、身体も

動かせずそのまま引退してしまう選手も多いのだろうな~などと考えもよぎるものだ、今日は準備運動

から基本、移動から型とセオリーに忠実なご指導をして頂き、怪我をお気遣い頂き組手は見学させて

頂いたが・・・空手の世界にはインストラクター病と言う言葉があるが、とかく指導員だ先生だ師範だ

と祭り上げられてる内に稽古した気になり腕を組み汗を流すことを忘れ腹の出た似非空手家の事を指す

そう成ってはいけないと自分を戒めつつも、指導する側に回ると現役選手時代の様に中々自分を

追い込めないのも本音だが、正に自分自身が先頭に立ち稽古生以上に己に厳しさを課す柚井師範の

指導には頭が下がる思いでした、拳成館でも基本に忠実な指導を心がけてはいるが、やはり競技で

成績を残させる為のメニューであったり生徒を飽きさせない為のメニューであったりと妥協が有ること

も否めない、若い頃大げさな話では無く基本稽古が終わるだけで道着のふところと帯の間にチャっポンチャっポン

汗が溜まり、道場の床に汗の水溜りが出来たものだが、余計なステップだコンビネーションだと

理屈を捏ね回すより本当の意味での基本、移動をやり込んだ方がよっぽど強くなることを今日は改めて

再確認した、因みに柚井師範はあえてチアノーゼ状態を作るため稽古の間ずっと防塵マスクを付けて

稽古を行っていた、最後の補強でも誰よりも深くVシットを行っていた(*_*)

※これがどれだけストイックなことなのか?普通の人には中々ご理解頂けないと思いますが・・