皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
紙で雪月花を作ろう！その23
さて、懸案のスカートです。
なにが問題、というか悩みどころかって
前面側は垂直に立っているのですが
丸みの強いカドを回り込んで
側面側は車体の裾の絞りの角度で
ラインが降りていくんですね。
その上で、乗務員室扉の下の部分が
そのままステップを兼ねていて
しかも扉から随分オフセットされてるんです。
一番良いのは、
一枚板(紙)で作れればいいのですが
そんな難しい展開図を計算して作るのは
私の脳味噌では不可能ですので
結局、車体の前面を作った時と同様の考え方で
貼り付けて形を整えてから
必要部分を切り抜く事にしました。
今日は地道すぎてトップ画像はありません(笑)
いきなり作業を始めます。
まずはマジックでフチを黒塗りします。
これは、スカートをつけるノリシロをとるため
内側を削る準備です。
見やすい状態で作業することで、
均一な厚さを出し、削りすぎを防ごうと思います。
作業はリューターを使いました。
黒い線がなるべく荒れないように
気が済むまで削って整えます。
前面の丸みを決める補強材がありますので
のりしろと言いましても深さ0.5mmくらいです。
少し話が逸れるのですが
スカートをつける前に、手が届きやすいうちに
ライト穴の裏側のバリを除去しておきました。
それぞれ内ぐりをつけておき、
のちに「きらめきライト ピコデュアル」を
直付けしやすいようにします。
ライトが近いので、遮光には留意したい部分ですね。
綺麗になりました(*^^*)
さて、スカート本体を作ります。
材料は同じくケント紙の余白部分を
幅4mmに切りました。
適当に長めに切ったこの帯を
スカートっぽい形状に丸みをつけていき
内側に少し引っ掛けて接着しようという算段です。
ここはそもそも
車体にピッタリ合わせて曲げるのは不可能ですから
紙をしごいて柔らかくしておき
中央部分から形を合わせて接着する事にしました。
不思議なほどに
なかなか平行になりません(笑)
ここは、納得いくまで調整しないと
顔の部分だけに後悔してしまいます。
粘り強く、何度かやり直しました(^^)
前から見て線が水平になり、
横から見てちゃんと垂直になっている状態で
スカートの真ん中が接着できれば
もうこっちのものです。
下の写真では、側面がわの部分が浮いてますが
これは曲げ角度の問題ですので
今は構わなくても大丈夫です。
2両目のスカートも
同じように作業したのですが
どういう風の吹き回しか
なかなか瞬間接着剤が固まってくれません。
というか、固まる様子がありませんでした。
こういう時も、
「瞬間パテの粉」はおおいに役立ちます。
余計なところに回り込まないよう少量だけ盛って
微量の低粘度瞬間接着剤を染み込ませて
すぐに固まって･･･
というわけに、何故かいかず
表面に盛った部分はすぐ固まったのですが
依然としてノリシロに最初に塗った分は
固まる気配がありませんでした。
マジックの黒インクがイタズラしてるんでしょうかね？？
原因はわかりませんけど、
とりあえずこれで足がかりをつかめました。
しかし、いじれる状態ではなかったもので
残念ながらここでひと晩放置します。
まあ、何はともあれ
考えても考えても思いつかなかった
スカートの作り方。
こうしてとりあえず始めてしまえば
どうにでもなるというか
どうにかしなければならなくなりますから(笑)
これで少しは完成に近付くことが出来ました。
この調子でいきましょう。
時には考えすぎも良くないですね(^^)
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