時は流れて早数年。

悪童、もとい、一の巫祝マアートも17歳になりました。

マアートが16歳になった531年、書記と巫祝の争いがようやく終結して砂漠に平和が戻りました。

平和というには双方が目をつぶる事実があまりにも多かった、切ない結末ではありましたが…。

16歳の一の巫祝と30歳の一の書記、メセジェル。

若き二人がこの後、どのような歴史を紡いでいくのか。

気ままな吟遊詩人としての生を選んだシェプシとアージュのその後と同じくらい気になります。

マアートは自分を畏怖するひとたちに囲まれて育ちましたから、

メセジェルのような歯に衣を着せない態度で接してくる無礼者(笑)は新鮮で、案外慕ったりして？

共通点など一つもないのに妙にウマの合う、腹違いの兄弟みたいな関係になったら嬉しいです！

世に平和が訪れた一年後。

改めて巫祝の森で祝宴が張られ、メセジェルが招待された時の様子を妄想してみました。

マアートの婚約者、アーシェア(22歳)も花を添える形で友情出演♪

マアート命の教育係＆二の巫祝セイアも特別出演…(汗)。

メセジェルは三高ですから！

さらにイケメンですから！

そして立ち振る舞いがスマートですから！

巫祝のお嬢さんたちは色めき立った事でしょう

侍女A 「メセジェルさま お盃が空ですわ」

侍女B 「あら 野ブドウのお酒は先ほど召し上がられましたわ

           お次はわたくしの白ブドウ酒を…」

マアート 「バカかあいつら。ドリンクバーかよ」

セイア 「坊ちゃま！不肖ながらこのセイアめがお酌を…！」

マアート 「私にはこいつしかいないのか…アーシェア、早く嫁に来てくれ」

セイア 「…ぼ、ぼぼっぼぼぼぼっちゃま…！！」

アーシェア「あなた、わたくし、そろそろ里へ戻りますわね…」

キャッキャワイワイウフフは夜通し続くよどこまでも。

でもお嬢さんたち、メセ君は愛妻家なのですよ…残念！！

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