今朝のNHKの番組に、詩人の谷川俊太郎さんが出演していました。
それを見ていて、ふと思い出したことがありました。
そーいえば、
母校の小学校の校歌、谷川俊太郎さんの作詞だった。
在学当時は音楽の先生から、「あなた方の学校の校歌は谷川俊太郎の作詞で、こんなに素晴らしい歌詞の校歌なんて他には無いんだから、もっと堂々と歌いなさい!」と、よく音楽の授業中に言われたものです。
当時は谷川俊太郎さんを知らないし、音楽の先生のその言葉の重みを実感できなかったのですが、大人になっていま思えば、確かに凄いことだなと思います。
日本を代表する詩人・谷川俊太郎さん。こんなにも偉大なる方が、母校の校歌を作ったのだと考えると鳥肌が立ちますし、いま歌詞を見返しても、やっぱりいい歌詞だなぁ~ って思います。
二番の歌詞に、「遠くに海も光ってる」とありますが、実際に母校の屋上からは、遠くに東京湾が見えました。
一.
広い東京の空の下
明るい声がこだまする
すなおな心 じょうぶなからだ
学ぼうきょうも胸はって
ぼくのわたしの ○ ○ 校
二.
高い日本の空の下
遠くに海も光ってる
生きるよろこび 平和な世界
遊ぼうきょうも風きって
ぼくのわたしの ○ ○ 校
三.
青い地球の空の上
ロケットだってとんでゆく
歴史をたずね 未来をめざし
歌おうきょうもたからかに
ぼくのわたしの ○ ○ 校
1962年(作詞:谷川俊太郎、作曲:湯浅譲二)
この校歌は今から53年前、
谷川俊太郎さん、31歳の時の作詞です。
ちなみに、谷川さんはその数年後に、あの『鉄腕アトム』の主題歌を作詞しています。