SSDの選び方

SSDを選ぶ際のポイントについて箇条書きにしてまとめてみたいと思います。


SSD本体の厚さ
大抵のSSDは約7mmと約9.5mmの厚さの2種類に分けられます。9.5mmは、2.5インチのHDDと同じ大きさになるので、7mmSSDは薄めのサイズになります。デスクトップパソコンに使う場合はどちらのサイズでも問題はないと思いますが、ノートパソコンに使う場合は要注意です。ノートパソコンに入る厚みのSSDを選びましょう。7mmSSDには9.5mmにするためのケースが付属していることもあります。


接続インターフェース
現在販売されているSSDの多くは、SATA 3.0になりますが、稀にSATA 2.0SSDがありますので要注意です。最近はmSATASSDも販売されています。自分が使うマザーボードがどのインターフェースに対応しているかを確認しておきましょう。今からSATA接続のSSDを購入するならSATA 3.0のものをおすすめします。SATA 2.0では速度が出ません。


容量
自分の用途にあった容量を価格と相談して選びましょう。64GB128GBモデルは256GBモデルに比べて書き込み速度が遅いことが多いです。2014年9月現在の売れ筋は256GBと512GBモデルのようです。


読み書き速度
実際にSSDを使う使うにあたって重要なのはランダムアクセス(小さなファイルをバラバラに読み書きする)速度です。シーケンシャル(ファイルを順番に読み込んだり大きなファイルを処理する)速度はそれほど重要ではありません。CrystalDiskMarkというベンチマーク測定ソフトの結果を参考にすると良いでしょう。


記録方式
SSDに搭載されているフラッシュメモリの記録方式は「SLC」と「MLC」と「TLC」の3種類があります。先に書いたものほど容量単価は高いが、高速で書き換え可能回数は多くなります。「SLC」はサーバー用なので、一般ユーザーが使うのは「MLC」か「TLC」になると思います。できれば「MLC」を選びたいところですが、コントローラがしっかりしている物であれば、一般的な使用では「MLC」でも寿命はあまり気にする必要がなくなってきているようです。


Trimコマンド
Trimコマンドは不要になったデータ領域を、空き領域として効率のいい形で処理させるための機能のことです。最近のSSDではほとんどの機種が対応していますが、この機能がないと、上書き時に削除したはずのデータが障害となり、速度の低下が起こりやすくなるので要注意です。念のためチェックしておきましょう。


コントローラー
コントローラはSSDの性能を決める重要な内部パーツですが、数多くの種類があるため最近のもので、不具合報告がなければそこまで気にしなくても良いかなと思います。ただし、JMicron製コントローラーチップ「JMF602」を搭載したSSDは、ディスクキャッシュ非対応のためプチフリーズが起こると言われています。これは避けた方がよさそうです。 


以上、SSDを選び方についてまとめてみましたが、これだけではよく分からないともいますので、ネットで実際に購入した人のレビューを参考にするのが大切かと思います。