はしゃいだ翌日に鬱がどかっと来るのは定例行事だが、なにやらおもむきが違う今日。
昨日はいつもの可愛い女の子達を愛でるの
日でした。
私と旦那の共通の趣味のひとつ、美少女愛で。
古建築を味わうように、しみじみと「あの女性は味わい深いねえ」と、ひたすらうむうむとたしなむのは、うちらの昔からの恒例なのですが。
昨日は同好の志が二人加わり、彼女はいい、あの人もよろしい、と大変盛り上がったのです。
で、今日、起きたもののなんかいつも以上のだるさで動けず、旦那に朝の支度を全てやってもらって、まー、はしゃいじゃって鬱きてんのかなー、とか思ってた。
食器を洗っていた旦那が「しかし、あの店員さんかわいかったですねえ~」と、食器を見つめたままにこにこしました。
すぐどの女の子のことだかわかったので「ああ、おかっぱ黒髪に緊張して口数少なくて、一生懸命ぱたぱたたちはたらいて、あれだね、シャーリーそっくりだったよね、14歳くらいに見えた」
森薫の漫画のシャーリーにそっくりの女の子がいたんです。
「シャーリー…、あ、ほんとだ、シャーリーですね」
旦那が手を止めずにふふふっと笑ってたのを見てました。
よっこらとお見送りだけすませたら、のそのそ寝室に戻って昼過ぎまで寝ました。
100万個くらいの夢を見ました。
起きてから、これは夢、これは昨日あったこと、これは実際あったような、夢のような、どっちかわからない、
と記憶の選別を布団の中でしました。
そして朝のやりとりを思い出しました。
そしてもう一度シャーリーちゃんのことを思い出しました。
とても可愛らしくて、清楚で、私が「かわゆいねえ」と絡むと、困ったようにもじもじして、ぱたぱたぱたっと逃げるようにして働いて、
俺にないとこばかりだ。
俺、俺に、ない。
私のがさつさの欠片もない美少女。
…。
もう一度朝の旦那を思い出しました。
旦那が古建築を味わうように、いつも女の子を楽しんでいたのと、違った!
「彼女は勉強熱心で、産まれる前のオタク事情にもかなり通じているんですよ」
「滅び行く文化の匂いのする女の子ですねえ」
などと、たしなんでいたのと、ちゃう!
ふつーに、すげー萌えとった!
萌え萌えやったがな!
軽めの恋心やんか!
憧れやんか!
俺に! ないものを! 求めとる!!!
と気づいてしまい、目の前の世界がぐにゃあーっとなったので、抗不安剤をちゅーちゅーちゅーちゅーしながら、あばばばあばばばしてた。
勝てねえよー、リアルシャーリー勝てねえよー、無理だあよー。
うわあ、旦那が目の前にあたしいんのに食器洗いながらシャーリーちゃんで頭いっぱいだったよー。
そのあいだのあたしときたら、鬱言い訳にして、すんげえだらしのないかっこで床に這いつくばってたよー。
ぬあああ、だあああ!!!
うわああ、今後、女子めで会をやるたびに、こんなことが起こりうるのかあ、この感情くる恐れありありかよお、うわあお、なぜこんな簡単なこと気づかなかったし俺ー。
そりゃ萌えるわー、リアルシャーリーいたら萌えるわー、そのたびに俺、悶え苦しむのん? いやーん。
でも女子めで会はやりたいー、なぜならー、おいらが定期的に美少女めでないとつらいからー。
ぬあー、せっかく趣味が同じだからはかどるなあ、とか思いよったのに、
まさかの!
嫉妬!!!
あうあうあー、嫉妬嫌いー、嫉妬したくないー、でもしてまうー、あー。
うー、でも女子めではしたいー、俺がしたいのはもちろん、
禁止なんかして、こっそり行かれたりしたら、落ち込んで、しぬる!!!!!
あーああー、どうしたらよいのか、わからぬ…。ぬうー。
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