パリでもお茶が人気です。
一昔前は(例えば私が引っ越してきた頃、20年前)、お茶の専門店といえばマリアージュ・フレールくらいでした。それが今ではチェーン展開しているブランドがいくつもあります。
例えば、パレ・デ・テ、クズミティー、ダマン・フレールなど。
私のお気に入りだった(今もですけど!)ジョルジュ・キャノン こちら!はパリ6区に1店舗あるだけなのでそこを目指しでわざわざ買い物に行っかねばなりません。(普通か?)
ジョルジュ・キャノンにはいい凍頂烏龍茶があって、お値段はお高いですが、あれを飲んでしまったらもう逆戻りはできない。お茶って、そういう嗜好品ですよね〜
で、ヨーロッパ最大のチャイナタウンと言われる我がパリ13区、もちろんお茶専門店があります。
その名も、ランピール・デ・テ!エンパイヤー・オブ・ティーという意味の、力強い名前!!2005年にオープン。中国人ご夫婦が経営。
(余談ですが、私の元夫がよく言っていました、「日本の店は、タンポポ、とか、ひょうたん、とか小さくて何気ない名前が多いのに中国の店は、宮殿とか、帝国とか、いつも名前が大げさだよね」)
ランピール・デ・テはその名に恥じない名店!中国をはじめ世界各地の生産者から厳選したお茶を、独自に輸入・販売。
ブティックには常時約250種類を超える中国茶、紅茶、ハーブティらのお茶が並んでいます。
袋詰めになったお茶の前に、ふたの付いた白い杯のようなものが ☝︎
この中に茶葉が入っていて、お客さんは葉の状態を見て確認し、香ってみることができます。
カウンターの後ろは、ずらり、お茶の缶!興味のあるお茶を指定すると
缶の蓋を開けて、香りを試させてくれますヨ。
「(100gではなくて)50gでも売ってもらえますか?」
と聞いたところオーケーの返事!少量で購入できる、つまり、試しやすい!消費者としてはありがたいですよね。
お茶関連の小物もいろいろ。
日本の和紙の茶筒、値段が手頃で洒落ているので、贈り物に人気なんですよ〜
こまごまとした道具たち。
👆写真右下の大きな丸、これもお茶なんですよね。中国4千年の歴史には感服するばかりです。
この日、私は大好物の凍頂烏龍茶を50gずつ買いました。
1つは自分用、もう1つは友達に。ありがたいことに、他の店よりもかなりお安く、確か50g 8ユーロくらい。しかもクオリティーは間違いなしでした。
丸まった茶葉は急須の中で大きく広がり、茶葉2粒で急須いっぱい十分。澄み切った水いろ、蓮の花(?)のような香り、口に含めば心は一気に俗世を離れ、酸素の森へひとっ飛び!
これぞ喫茶! にわかZENだわ〜
もちろん2煎、3煎も美味しいです。この味(というか体験)を、わずか数ユーロで得られるのですから安いものですよね。いい店が近所にあってよかった!13区に来てよかった!!
中国茶は、ワインと本当によく似ています。産地や年代が重要なことに加え複雑かつ繊細な香りや味わいを賞味する点も。
フランス人が好きになるのもわかります。
ランピール・デ・テには
オリジナルのフレーバーティーも多数。
十分に『パリ土産』になります。
目先を変えて、パリのお茶、良いと思います!
101 avenue d'Ivry
75013 Paris
電話番号:01 45 85 66 33
営業時間:11時〜18時30分 (火曜日は18時まで営業)
定休日:日月曜
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