【三つ子の魂百まで】
という言葉は、美容業界に置き換えると、
一番最初に努めたサロンのやり方が、ずっと身についていく
ということになるような気がします。
私は最初に入社したサロン(今から20年以上前ってのが、恐ろしい(;'∀'))は、
一番に爪を健康にすることを目的としたネイルサロンでした。
なので、入社して3か月は、おしぼりを運ぶのと、日差しが変化したらブラインドを直すだけ。
そのあと、ハンドマッサージだけやることを許されて💦
半年したら、色落とし?
その間、ずーーーっと、キューティクルケアとカラーリングの練習でした。
爪の形を削るのも、何百枚もチップ削っていて、
途中でわけがわからなくなってきて途方に暮れると、
同期のあかねちゃん(今もずっとサロンにいます)とか、
半年先輩の大江さんとか(今はシャイニージェルの先生)が
教えてくれて、今振り返ると、大変充実した環境でした。
爪は色を塗る塗らないに関係なく、
ケアが終わった段階で、美しくなっていること。
そして、
健康な爪でなければ、いくら色やデザインを施しても
本当の美しさではない。
この時代から教え込まれていたので、
独立してしばらく経つ今でも、ネイルに対する考え方は変わりません。
ジェルでもポリッシュでも同じです。
ジェルは、メーカーによって、水分がNGのことがあるので、
ベースジェルはウォーターケア推奨のものを使っています。
(現在は、シャイニージェルをベースにしています。)
お湯に浸して、かたくなった指先を柔らかくして、
丁寧にケアしていきます。
爪の形も、その方の手・指の太さ、節の感じなどに合わせて、
最適な形をアドバイスさせていただきます。
もちろん、お客様、おひとりおひとりネイルの目的が違うので、
ご要望に合わせて、ご希望の”形”に育てることもあります。
指先がスッキリして、あか抜けた印象になります。
丁寧に甘皮のお手入れをして、
正しい形に整えることを、
週に1回~2週間に1回行えば
約半年で、かなり爪が健康で、整った形になるのを体感できるはずです。
この下地作りで、仕上がりが決まると言っても、過言ではありません。
もちろん、色の塗り方もとてもとても重要ですが、
色を塗るまでの準備で仕上がりの8割は決まると思います。
特にシンプルなワンカラーの仕上がりが違います。
仕事上、色が塗れない方も、
素のままで健康な爪にするために、ぜひネイルケアをお試しください。
ショートネイルで色が塗れなくても、
ケアができていれば指先の印象が違いますよ。
セルフネイルの方なら、
色やデザインはご自身で楽しまれるとして、
ネイルケアだけプロにゆだねるとか。
ネイルサロンのネイルケアメニュー。
地味な存在ですが、効果が高いので、ぜひ。