たっちゃんの古代史とか

誰も知らない日本とユーラシア古代史研究。絵も本も書く。闇の組織に狙われてるアマ歴史研究者。在宅お仕事中。

富士山の別名がハラミ山だったことから分かる仏教思想の影響

徐福のことを書いてみたら、また富士山について思いついたことがあるので、富士山の話。

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ところで、グーグルマップから立体図に移行すると、富士山は赤いんですね。なんで赤富士なのだろう。

赤富士

赤富士(あかふじ)は、主に晩夏から初秋にかけて、早朝に富士山が朝日に染まって起こる現象。青い富士山が朱色に染まることが語源。

(中略)
一般に縁起の良い事として知られ、夏の季語にもなっている。

赤富士 - Wikipedia

縁起物だったということで、赤だから不吉というわけでもないらしい。

 

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○いつも助かっております

 

 

あ、富士山といえば。

どーん、どーん、どーん。ズゴゴゴオオオーーー、ズーン、ズーン、ズーン。朝も昼も。深夜もなんかトントン聞こえることがある。

外で鳴っている音なのだが。

東富士演習場の音?、航空機の音。

お隣の爺さん婆さん、俺が騒音を発生させていると思い込んでいるらしく、ゴン!ゴン!と壁か床を四六時中、小突く・・・。

外で鳴ってる音なのが、分かんないのだろうか。長く住んでんだったら、分かってる筈なんじゃないの?

朝から深夜まで毎日毎日、散々ゴンゴンやりやがって。自宅から少し離れて音を確認すれば分かることなのに。分かっててやってるのか?

ボケてるのか。(ノ`Д´)ノ彡┻━┻

 

じゃ本題に戻って。

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富士山の別名はハラミ山

 

富士山は昔からフジ山でしたが、漢字が違ってました。

富士山についての最も古い記録は『常陸国風土記』における「福慈岳」という語であると言われている。他にも多くの呼称が存在し、不二山もしくは不尽山[注釈 3]と表記する古文献もある。

富士山 - Wikipedia

 福慈山、不二山、不尽山という漢字表記もあったとか。

福と慈しみの山、二つとない(不二)山、尽きることのない(不尽)山というふうに、賞賛する意味が込められていますね。一富士二鷹三茄子と言うし、昔から富士山を縁起物にしたかったようですね。

  

富士山にはもう一つの別名がありました。それは「ハラミ山」。

これは古代中国の神仙思想と切っても切れない関係で、富士山は蓬莱山そのものだとされていたことに由来するとか。

日本における蓬莱

日本では浦島伝説の一つ『丹後国風土記逸文では「蓬山」と書いて「とこよのくに」と読み、文脈にも神仙などの用語が出てくること、田道間守の話や他の常世国伝承にも不老不死など神仙思想の影響が窺えることから理想郷の伝承として海神宮などと習合したとも思われる。

平安時代に、僧侶の寛輔が、「蓬莱山」とは富士山を指すと述べた[5]。

竹取物語』にも、「東の海に蓬莱という山あるなり」と記される[6]。ほか、「蓬莱の玉の枝」が登場するが富士山の縁起を語るところではやはり不老不死の語が出ており神仙思想との繋がりが窺える。

ホツマツタヱ』では蓬莱山(富士山)の蓬莱の意味は「はらみ」と呼ばれ、食べると千年寿命が延びるという、蓬莱山(はらみ山)に生えていたとされる、栄菜(はほな)、老菜(らはな)、身草(みくさ)の千代三草の頭文字のは・ら・みを意味していると言われ、また孝霊天皇の御代の500年前の蓬莱山(富士山)の火山噴火で千代三草は絶滅したとされている[7]。

また蓬莱山(富士山)の麓に蓬莱宮(はらみの宮)が存在していたとされてる。天孫降臨のニニギの時代にニニギが蓬莱宮と名付けて、宮をきらびやかに改築して宮を統治していたとされ、後にこれは酒折宮と呼ばれる様になった。孝霊天皇の御代の500年前の蓬莱山(富士山)噴火で、宮は大きな被害を受けた為、廃宮として、後に甲斐国に別の酒折宮が建てられたとされる。ヤマトタケルが東征の帰りに甲斐国酒折宮に立ち寄った時、朽ち果てながらもニニギ時代の蓬莱宮の建物の面影を残す廃宮にも立ち寄り、尾張国にニニギの蓬莱宮と同じ宮を建て、結婚の約束をした尾張国造の娘宮簀媛と暮らして楽しみたいと願った。ヤマトタケルの望みを聞いた、尾張国造乎止与命が蓬莱山(富士山)の麓の廃宮の蓬莱宮こと旧酒折宮に行き、新しい蓬莱宮を建てる為、宮を描き写した。ヤマトタケルの死後、ヤマトタケルの生前の願いを叶える為、熱田にニニギの蓬莱宮と同じ宮が建てられたとされている[8][9]。

蓬莱 - Wikipedia

富士山こそが神仙の蓬莱山で、蓬莱と書いてハラミと読むらしいです。

ホツマツタヱ」にある、孝霊天皇のカ所は全部目を通していますが、ちょっと火山噴火の年代や富士五湖の形成過程が合わないなど、おかしなところもあったりするのですが。なんで蓬莱と書いてハラミなのかは、

栄菜(はほな)、老菜(らはな)、身草(みくさ)の千代三草の頭文字のは・ら・みを意味していると言われ、

とあったりしました。

これは後から取ってつけたような意味な感じがするのですよ。だから本来のハラミの意味があるのではないかと。

 

ハラミ山は本来、波羅蜜山か

 

以前にこんな記事書いてましたが。

封じは晴れたり日本晴れ。八に纏わる富士山

 

富士山には八神峰という8つの峰があるんですよ。

八神峰

八神峰の他にも「富士八峰」や、仏教でいう八葉蓮華から由来した「八葉」という名称で呼ばれることもある[1]。

噴火口(大内院)の縁を形成する峰のうち顕著に高い頂きにそれぞれ命名されている。これら各峰は仏教関連の名称より由来していたが、神仏分離令により名称が変更された。多くは明治7年(1847年)に改称されており[2]、このため同じ峰でも複数の呼称が存在している。 中でも剣ヶ峰は日本最高峰として代表的な存在である。

富士山の絵画で見られる山頂部の突起の描写はこの八神峰である。

 

・剣ヶ峰 3,776m
・白山岳(釈迦ヶ岳)3,756m
・久須志岳(薬師ヶ岳)3,725m 
・大日岳(朝日岳)3,735m
・伊豆岳(観音岳阿弥陀岳)3,749m 
・成就岳(勢至ヶ岳・経ヶ岳)3,733m
・駒ケ岳(浅間ヶ岳)3,722m
・三島岳(文殊ヶ岳)3,734m

 

八神峰-Wikipedia より 

これ見て分かる通り、富士山の8つの峰それぞれには、仏教に関係する名前もついているんですよね。釈迦、薬師、大日、観音、阿弥陀、経、文殊

しかも富士山頂には「釈迦の割れ石」があるし。

だからハラミ山も、仏教伝来以降の名称でおかしくないとすると。

 

波羅蜜山」

これが思い浮かぶしか無いですね。

波羅蜜
波羅蜜(はらみつ)、あるいは、玄奘以降の新訳では波羅蜜多(はらみた、はらみった) (パーリ語: पारमि、Pāramī、 パーラミー、サンスクリット語: पारमिता、Pāramitā、 パーラミター)とは、パーリ語サンスクリット語で「完全であること」、「最高であること」、を意味する語で、仏教における各修行で完遂・獲得・達成されるべきものを指す。到彼岸(とうひがん)、度(ど)等とも訳す。

波羅蜜は、完全であること、最高であること。

福慈山、不二山、不尽山、一富士二鷹三茄子

日本人が昔から富士山を褒め称えていることと、波羅蜜山が完全で最高であること。一致していますよね、ハラミが褒め言葉だとしたら。

富士山は神道修練者、修験道の修だけじゃなく、仏教僧にとっても修行の場であった、このことは富士山頂の八神峰の名前からも分かってきますし。

そういえばハラミ山も「八ラミ山」で、数字の八に関わってました。

 

つまり自分の中で、結論としてハラミ山とは波羅蜜山であり、仏教伝来以降に富士山に付けられたものが、「ホツマツタヱ」に含まれたと見るのですが。

その呼び名はいつしか廃れたのは、富士山の名のほうが強く心に響くからですかね。

 

じゃ富士山は須弥山なのか?という点も気になるのですが、これはまた今度。

  

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