今日は長いです！１分半下さいｍｍ

こんにちは。
考えるバスケットの会 中川です。

「何でもっと強気でいかないんだ！」

「やる気あんのか？？」

「やめてしまえぃ！」

親子での
こうゆうやり取り、
結構目にします。

ただ、、

この関わり方が本質的な
解決策になるかは分からない、です。

言われた側は
単に委縮し、
テンション低くなっちゃって

「バスケット、、もういいや・・」

って言ってくる危険性すら秘めています。。

ちょっと穏やかになりましょう・・・

あんまり人を追い詰めちゃダメです。

歯がゆい気持ちも分かりますが、

もっと
スマートでダイレクトな解決方法がありますので、
ちょっとお聞き頂けたらと思います。

・・
・

そもそも選手って
意外とフォーカス出来ていないことが多いんです。

なににか？？？

それは
自分自身についてです。

まわりで見てる人たちとか
期待・応援してる人たちからしたら
あり得ないぐらいその選手がイケてなくても

（あくまでその人たちの主観ですよ＾＾；）

選手は自分自身の
何がどう良くないのかを
ほんとの意味で理解できていないことが多いんです。

人は
自分で自分の眉毛が見えないように
自分のことが見えない生き物。

そんなぐらいに思っています。

他人ほど正確には
自分自身を分かりっこない！

これぐらいに思っていたほうが
あなたも健全でいられると思いますよ。

ほんとの意味で
いまの自分を理解できていない人間が

なにをどう良くしていこうかなんて
考え行動するはずもありませんよね。

・・・

じゃあどうすればいいのさ？？

と思われたと思いますので

続けますね。

分からずやな選手に対し
どうアプローチしていったらいいのか？

まずは自分で自分を
理解出来ていない選手に対して
現状を把握させてあげる必要があります。

あなたがおそらく腹の底から伝えたいメッセージ。

「お前イケてないよ！もっと頑張れよ！」

結果、ここに着地していけるやり方があります。

感情的な表現を一切使わず
選手に納得させ、行動を促すことが出来る
まったく別の切り口です。

一言で言いますね。

「質問をしてあげて下さい。」
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

・・
・

私が使っている
選手の目を覚ます質問をご紹介します。

かなりパワフルな質問です。

これでほとんどの現状把握は
出来てしまいます。

(中川も自分自身によく使ったりします)

それではご紹介します！

「プレーヤーとしてあるべき姿を10点満点だとしたら、いま○○(選手)は自分自身を何点だと思ってる？」

です！

この質問をしてあげて欲しいんです。

要は

１０点満点中何点ですか？ってことです。

そうして自分の現状を
選手の口から言わせてあげて欲しいのです。

（前向きな感情で怒らず聞いてあげて下さいね。）

言われた選手の側は・・

「えっ？自分がいま何点かだって？？」

そんなの考えたこともないよ、
ってリアクションをしたのち

「ええ～と、４点ぐらいかな・・」

とか答えてくれます。

数値化して聞かれると
スゴく答えやすく
一気に自己対話が促進されます。

選手は自分自身で何点かを考え、
何かしらの回答をくれるはずです。

現状を把握するのに
これは最高の質問です。

100人以上に聞いても
分かりませんと、という人は一人もいませんでした。

なんだかんだ
じぶんの内側にみんな答えを持っているので
答えてくれます。

質問する側は、ぜひ前向きな感情で
聞いてあげてみて下さい。

（尋問みたいな感じはダメです、答えずらいので・・）

質問をしてあげると
選手は一気にフォーカスが自分に向きます。

「４点・・」

これが今その瞬間
選手が把握した自分の現状。

このときはじめてホントの意味で自分を理解したのです。

「えっ、４点ってスゴイじゃん！
　０点じゃないってことは頑張ってるってことだよ！」

まずは現状を認めてあげて下さい。

その後、

「ちなみに４点って答えた理由は何なのかなぁ？」

と、ポジティブな言い回しで
点数を答えた理由をどんどん深堀りしていって下さい。

「うんうん、なるほどね、ふんふん、おーなるほど！」

てな感じで相槌を打ったりしながら
聞いてあげると話しやすいです。(アクティブリスニング）

「他には？」

「具体的には？」

とさらに質問を拡げて
選手の自己対話を促してあげて下さい。

そして色々考えを引き出せたら
この質問です。

「じゃあさ、、○○(選手)がこれから１０点に向けて１点ずつでもいいから上げていこうと思ったときに、出来ることは何があるかなぁ？」

です！

これを聞いてあげて下さい。

体育館に入ったらまず何をする？とか
オフェンスのとき、ＤＦＦのときは何をする？とか
チームが困ってるときは何を頑張る？？とか

シチュエーションごとに具体的に聞いてあげるといいですね。

「具体的には？」

「他には？」

ここでも
どんどん思考を深堀りしていって下さい。

（出てきたものをノートに記録してもいいですね）

そうして、ある程度出し切ったところで

「これまで色々口にしてみて何か気づいたことはある？いま何を感じてる？」

選手はここまでで
何かしらの気づき・発見を得ていると思うので

それもまた聞いてあげて下さい。(俯瞰目線)

「もっとやれそうな気がする！」
「具体的に○○を頑張ろうと思う！」
「お父さんの言ってることが分かった！」

これらを
本人の口から言ってくれたら

「ＯＫ!それをやるのが○○(選手)だよね！
　私も応援してるから頑張ろうね！」

と認めてあげ、今後のチャレンジを応援して上げて下さい。

・・
・

以上、簡単に書きましたが、

質問を使ったこのアプローチを

コーチングと言います。
^^^^^^^^^^^^^^^

コーチや親が

一方向から教え伝えるティーチングや

怒鳴り散らし無理やりやらす力技とはまた違う

選手の内側にある答えを引き出す関わり方です。

２年前のブログ記事、

『勇気をくじかない指導法』
http://ameblo.jp/nabron123/entry-11889814110.html

でも書いていますが、

「そんなのしてたらダメだ！」
「だからお前はダメなんだ！」
「この下手くそー」

これらは
本質的な解決策にはなりません。

言った方も気持ちが悪いし、
言われたほうもココロが苦しい・・

「ダメだ！」
「出来ない！」
「やめてしまえ」

これを言われた瞬間に選手は

自分を否定し
委縮してしまい
出来ることも出来なくなってしまう
おそれがあります。

心の状態が下がるからです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
(自分はこれをステートダウンと読んでいます）

スポーツでも何でもそうですが
前向きに楽しめなくなったらアウト。

コーチや親が
無意識に選手の勇気をくじいてしまわないよう
気をつけるべきポイントがあるんじゃないかと思っています。

選手を前向きに行動に向かわせる
具体的な関わり方があります！

怒るでも
見放すでもない
第３の関わり方です。

それがコーチングです。

具体的なノウハウについては
ちょっと細かすぎて書ききれないので、

またどこかの機会でお伝えさせて頂きますが、

ひとまず、

「あなたはいま何点ですか？？」

この質問、かなり効果があるので

ぜひ使われてみて下さい＾＾

怒るのではなく
答えを引き出し、認めてあげる。

コーチングノウハウ、いかがでしたでしょうか？

今日の記事、参考になれば幸いです。

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