御三家中学受験・桜蔭・開成・東大サピックス家庭教師

４科目受験と夏期講習


中学受験で４科目受験は、今や当たり前です。

ですから、塾も早くから４科目をやる様になります。

夏期講習も同様で、算数、国語を中心に、４科目のカリキュラムを組みます。

また、私は、中学受験最終合格のためには、４科目バランスがいいことが

必須の条件だと思っています。

これは、１科目得意なお子さんが、その科目の平均点が満点に近いテストを

受けたなら、その科目での利点を活かせないことを考えれば明らかだと思います。

ですから、４科目バランスが良いことは、必須の条件です。

ただ、持って行き方があって、早いうちに社会の点数が良すぎると、その点数が

４科目偏差値を押し上げるため、算数、国語が悪くても気づかない、という問題が

おきます。

これは大問題で、６年の夏期でも、やはり算数、国語をあげることを目的として

欲しいと思っています。

同時に、理科の論理部分もしっかりやって欲しいと思っています。

これが、夏期講習でしっかりと学んで欲しい科目です。

５年も同様だと思っています。

社会は、普通の成績がとれる様くらいにして、あまり欲をかかない方がいいの

では、と思っています。

御三家レベル受験者たちというのは、今社会が嫌いで全然駄目でも、９月に

火がつけば、とにかく、仕方なしにでも、なんとか合格点に持っていける

力を持っています。

逆に、９月から算数、国語、理科を上げる、ということはなかなか難しい

と思います。

ゆえに、夏期講習では、子供たちには、算数、国語、理科の理論部分に重点を

置いてやって欲しいと思っています。

もちろん、社会が好きなお子さんもいます。ただ、そういうお子さんは、自然に

点数がとれますから、勉強時間もそれほどではないと思います。

注意すべきは、好きすぎて、調べたりするのに時間がかかりすぎ、他の科目に

支障をきたす場合ですね。この時は、科目バランスを見直す必要があるかも

知れません。




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