オトナもスマホ依存!? | 作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

作文・小論文・読解力など国語力UPのための塾。横浜市保土ヶ谷区にある学習塾ラーニング・ラボのスタッフブログです。教室での出来事、教育ニュース・新聞記事・書籍についてのコメント、当塾オリジナルの「基礎講座」で作成した生徒の作品なども発表します。


2014年11月25日(火)
本日の読売新聞朝刊に、

「ネット依存 大人に拡大」
「スマホを手に四六時中」


という見出しの記事が掲載されています。

以前から「ネット依存」などについては話題となっていましたが、
スマホが爆発的に普及した昨今、「ネット依存」の進行は
さらに加速しているのでしょう。


あなたはいかがですか?


先日、ある小学生からおもむろに、

「先生このアプリやってみて」

とスマホを渡されました。

見るとそのアプリは「スマホ依存度」を計ってくれるもの。

いくつかの質問によって、依存度を採点してくれるのですが、
私は「50%」でした。

とはいえ、いつも出かける時には財布と携帯は必ず確認し、
ちょっとした空き時間には何とはなしに画面を確認しています。

立派な「依存症」なのでしょうか。

いまでは時間を確認したり、
仕事のメールを確認したり、
その他、様々なことでスマホを使っています。
もうこれなしの生活は考えられないほど。


記事には、SNSなどの事例が中心となっていましたが、
ゲームやその他アプリの使用状況からすれば、
スマホを使用している多くの人が、
「依存」状態なのかもしれませんね。


気をつけなければ。


今では、なにやらSNSを場に「いじめ」などもあるようです。

現実の空間の息抜きの場としてのネット世界は
もうないのかな。



記事には宇都宮市の読書サークルが行っている

「スマ断(スマホ断食)読書会」

なるものが紹介されていました。

文字通り、スマホの電源を切って読書を楽しむ会だとか。


私の場合は、読書は読書で楽しんでいるので、
あえてスマホの電源を強制的に切る必要は、
今のところありません。
が、スマホやタブレット端末で読書をしている場合は
どうなんでしょう?


電子書籍といえば、先日受験生と一緒に読んだ文章に、

「電子書籍が普及しても紙の本はなくならないだろう」

という主張がありました。

内田樹さんの『街場の文体論』です。


内田さんは本書で、
紙の本の重量感や手触り、掌の上の本のバランスの変化、など、
明確に意識されない、そういったシグナルに反応し、
私たちは本の読み方を微調整していると語っています。

さらに、私たちが読書する目的は、
単に最新情報を取得することだけでなく、
ワクワクしながら時間も忘れてその世界に没頭することとも。

確かに、私自身も、タブレット端末で読書したり、
紙媒体の資料をデータ化して「いつでもどこでも」
見られるようにしています。

だって便利だから。


それでもやっぱり私も紙の本はなくならないと思う。

いや、より正確にはなくなってほしくない。


便利さだけでない「なにか」が紙の本にはあるんですね。

内田さんのようにうまく説明できるコトバを
今の私はまだ持っていませんが。

いつかきちんとコトバにしたいと思います。


それにしても、便利さを獲得するために
人間が創り出したものに、
人間自身が翻弄されてしまうなんて、
何とも皮肉なものです。

スマホだけでなく、そうした話題は事欠かないですね。

これだけ技術が進歩した世の中では、
なかなか道具を適切に使う側になるのは難しいかもしれません。

でも、だからこそ、きちんと賢く使う側でいたいものです。



さぁ、あなたはどうでしょうか?

スマホがない生活は考えられませんか?

うっかりスマホを忘れて外出した時、
ソワソワして落ち着かなくなったりしていませんか?