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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問*********************************
中２の兄が2年近く不登校で、したの中１弟も2学期から
不登校気味です。もう2週間続けてやすんでいます。
先生の力量が見抜けたり、威圧的な先生の態度が合わないようです。
中１の息子が頑張ろうとする気持ちはあるようですが、勉強が
追いつけないとなげやりになったり、できない自分に腹をたてたり
しています。
毎日のように明日はいくといっても用意もせず、テレビをみている
始末で、私は本人のペースに任せようと思っていても、我慢ができなく
なり叱ってしまいます。
すると次の日は決まって起きません。
子どもたち2人が不登校でイライラがつのるのも正直な気持ちです。
主人の方が穏やかに接してくれますが、なかなかうまくいかず、
自分の気持ちも不安定になります。
これからどう対応すればよいでしょうか？
******************終わり********************************
……
回答：
「今までの子育ては何だったの？」
お母さんがイライラする気持ち、よくわかり
ます。焦りと落胆の感情が湧き出てきます。
どうしても抑える事のできない感情です。
私は、それは普通だと思っています。子供が
不登校になって安心です、っていう人はどう
考えても変わった人です。不安で当然です。
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２匹のカワウソの話を知っていますか？
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昔、あるところで２匹のカワウソが一匹の魚
を奪い合って口論をしていました。
「これは俺のだよ。」
「いや、俺が先に見つけたんだ。」
そこへ一頭のキツネが通りかかりました。
「どうしたんだい？喧嘩はやめなよ。オレが
良い方法を教えてあげるよ。」
カワウソたちは結論が出ない状況にイライラ
していたので、キツネの話を聞いてみる事に
しました。
すると、キツネは魚を３つに切り分けて一匹
のカワウソに頭を、もう一匹のカワウソに尻尾
を与え、胴体は「裁判官」の手数料として自分
のものとしました。
・・・
今の親子関係はこのカワウソのようですね。
お互いがお互いの主張、気持ちをぶつけあい
誰も得する事のない状況ですね。狭い視野で
争っていると、第三者があなたたちを騙そう
として近寄ってきます。
これって世の常です。
子供の意見に耳を傾けなさい、って誰でも、
言えますよね。
その前にすることがあります。
自分で自分の気持ちに共感する事です。
「そうだよね。わかるよ。私だってがんばって
子育てしてきたんだし、子供が不登校になる
のは許せないよ。寂しいしね。」
と、共感して下さい。そして、
「でも、これじゃあ、カワウソの言い合い
と同じになっちゃう。子供にイライラする
自分を許そう。私は自分を許します。」
と、言ってみてください。
読んでるだけではいけませんよ。声に出して
言って下さいね。
それでも、自分を許せない時、
「自分で自分を許せない自分を許します。」
と言って下さい。
子供って、必ず親のあなたの思う通りには
成長してくれません。思う通りになると、
勘違いしていた自分を許すことから始めない
と子供の言動を受け入れる事はできません。
もしかしたら、今のあなたには難しいかも
しれません。
子供が変わるのではなく、あなたが変わる。
私には子供を変える方法を求めていたのだと
思います。しかし、あなたが変わらないと子供
は変わりません。
子供が変わるのを待っていてはだめです。
そして、自分は完璧だと思っても駄目です。
みんな不完全です。私もです。
さあ、変わりましょう。今すぐ。
では、また。
青田
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