【ひきこもり】「不登校と起立性調節障害」 | 「ひきこもり不登校の克服」ブログ

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青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問*********************************

進学校へ通う高校1年の長男が昨年の夏、
起立性調節障害になり一ヶ月学校を休みました。

体調も徐々に回復しましたので登校しようと思ったのですが、
楽しみにしていた体育祭に出られなかったショックと、
授業を一ヶ月休んだ不安、クラスに付いて行けない恐怖などで
行きづらくなっていましたので、担任に家庭訪問をしてもらい、
不安を取り除いて学校へ行きやすくして頂きたいとお願いしました。

ところが、息子の部屋に入った担任は「怠けるな!甘えるな!」
など高圧的な暴言を吐き、息子の首を絞め腹を蹴ったのです。

信じられない事がおこり、その日の事を思い出すと今でも胸が痛みます。
それ以来、息子は不登校になってしまいました。

しかし息子はやはり学校はやめたくないと言いましたので
カウンセリングを受け何とか再登校しましたが、なかなか
担任のいるクラスに馴染めず今年に入り再不登校になって
しまい先日留年決定が伝えられました。

喪失感でいっぱいの息子はこの先のことが考えられず
ひきこもり状態で、親も担任への憤りと息子の将来の
不安で押し潰されそうです。

新しい学校を探したいのですが、話を聞こうともしません。
どのようにすれば前を向いてくれるのか教えて頂けないでしょうか。

******************終わり********************************

……

回答:

一体、何をしているんですか?

なぜ強く訴えなかったのですか?

校長先生に言えば、それで普通の学校なら
懲戒免職になります。最低でもクラス担任
から外れるはずです。

何をしていたのですか?

暴力教師のいるクラスで普通の学校生活が
遅れるわけなどないに決まっています。

大きなトラウマです。

今更、留年が決まって担任に憤りを覚えても
もう遅いですよ。何をやっているのか理解して
いますか?留年ですよ。これで大きくこの子の
人生は狂ってしまいました。

そんなに世間は甘くないんです。

どれだけ言い訳しても、世間は留年したら、
そういう目で見てくるんですよ。なんとかして
遅れを取り戻さなければいけません。


息子さんの遅れとは、難関大学へ進学する
ための遅れです。

それを実現できる方法でなければ息子さんは
動かないと思います。それがこの子の意地でも
ありますからね。

方法は3つあると思います。

1つは、通信制高校へ入る事です。ここで、
高校卒業認定試験を受けて、大学受験する
方法があります。

これなら1年遅れずに現役で大学進学する
ことができます。

しかし、今の生活を大きく変えることには
なりません。ひきこもり状態で、家で勉強を
自分ひとりでしなければいけません。

高卒認定の学習内容と大学受験の内容は大きく
違います。自律した心がないと続けられません。

だから、途中で諦めてしまう可能性が高いです。

そうなれば、ずっとひきこもるでしょう。

2つ目は4月から高校1年生として新しい学校
でやり直すこと
です。

今の学校を休学して、1年後から顔見知りの
同級生が先輩になって、過ごすのは難しいと
思います。

やはり、どこか別の場所でやり直すことです。

ただし、新しい学校では年齢は1つ高い事が
ネックになるかもしれません。

我慢するしかないです。

私の学校にも、この子と同じように過年度で
新入生として入学する子がいます。

過去には2年とか3年の過年度の子もいました。
みな卒業していきました。難関大学へ進学
していきましたね。

そういうケースもあります。

3つ目は、働く事です。

もう学校は諦めて、さっさと社会に出て働く
ことです。就職は無理なので、バイトです。
そこで一生懸命働いて、成果を出して正社員
になることです。

この3つしかありません。

どれもリスクがあります。

私は確実な方法を選択するべきだと思って
います。大学受験で浪人する人はたくさん
いますよね。高校で1年遅れても大丈夫だと
説得すれば済む話です。

家に居ると言う選択肢はないんです。

この3つのうちから選ぶしかないんです。

こんなのは覚悟です。話を聞こうとしない
のではなくて、聞かせるしかありません。

もう留年が決まって、瀬戸際の瀬戸際まで
来ているんです。


腕が切れて、皮一枚で繋がっている状態です。

3つの選択肢がありますが、どれを選んでも
後戻りはできません。その人生を歩むしか
ありません。

基本的に不登校の典型タイプです。なので、
不登校教育を受けなければ大人になっても
同じ事を繰り返す可能性があります。1年
遅れても、長い人生を考えれば間に合います。


今すぐ気合いを入れて、行動して下さい。

では、また。

青田
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