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カテゴリ:SF小説
ある夏の日に Across The Universe
午前2時。勇一は、ライブハウス「L」の階段を上がり、地上へ出た。 親しい仲間たちを見送った後、思い出したように空を見上げた。 (都会にしてはきれいな星空だ・・・) 勇一には、彗星について先入観があったが・・・ (それにしても、この違和感は何だろう・・・) 第3の目、その力が未知の現象を捉えた事に、彼自身は未だ気づかずにいた。 同時刻。とてつもなく遠い宇宙域に1つの天体が現れた。それは、無限に拡がる宇宙の彼方から、いくつもの星たちの間を飛びぬけてきた。何か急ぎの用でもあるかのように。 その慌て者の天体を我々は彗星と呼ぶ。彗星にも公転周期があって、他の天体に邪魔をされなければ、半永久的にその軌道を飛び続けられるのだが、実際は稀にぶつかるのである。 その衝突によって、いくつかに分かれた彗星は、それぞれが元の周期軌道を外れ、新たな軌道を描いて矢のように飛んで行く。そして今、その運命をたどった彗星が1つ、冥王星を含むカイバーベルトを通過して、太陽圏の内惑星宇宙域に侵入した。 Across The Universe! 今日の好きな曲は、 Beatles - Across The Universe (ORIGINAL version)です。 60s70sVintageRock,thanks for up! いつも応援ポチをありがとうございます。 今日もよろしくお願いします。♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.27 15:30:38
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