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本『かさこそ森の気どりやキツネ』

『かさこそ森の気どりやキツネ』 有島なさ・作 北見葉胡・絵 ポプラ社



かさこそ かさこそ

かさこそ かさこそ

太一くんの家のにわで、大きなえだをひろげたクヌギの木が、朝の風に、葉っぱをゆらしています。

クヌギの木は、風がふくたびに、かさこそと葉っぱをゆらします。

かさこそ かさこそ

くすくす あははは

葉っぱの音とセミの声にまじって、子どものわらい声がきこえたような気がします。

太一くんはまどから顔を出してかくにんしますが、そこにはおばあちゃんがいるだけです。

ある日、太一くんは、おばあちゃんをのこして、ひっこすことになりました。

おばあちゃん一人をのこしてひっこすのは、いやだと太一くんが言います。

けれども、おばあちゃんは「ひとりぼっちじゃないからだいじょうぶだよ」と言います。

そしておばあちゃんは、クヌギの木のひみつ、かさこその木のことをおしえてくれました。

ある満月の夜、かさこそ森の気どりやキツネが太一くんの家のにわにやってきて……。

第四回静岡県浜松市主催「森林のまち童話大賞」大賞受賞作。


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