ダブルさんの「気まぐれ日記」

趣味のマラソンを中心に、その日のあったことや思ったことを気まぐれに書いています。

さくら道ネイチャーラン完走記

2015年04月23日 | マラソン
先日の日記で少しだけ書きましたが、レースの状況を書いてみます。
記憶が曖昧なところもあるので、正確でない箇所もあるかと思いますがご容赦くださいね。

スタートは第1組の6:00でした。
コースで混雑しないように7組に分けれてスタートをします。
1組に18~20人くらいで、組み分けはおおむね記録のよい人ほど後ろの組になります。
6:00ちょうどにスタートをしました。
スタート後、DさんとMさんが飛び出しどんどん行ってしましました。
私はしんどくない程度のペース、1Km6分弱で走りました。
信号で止まったり跨道橋のアップダウンがあったりですが、できるだけペースを守って走りました。
日が高くなってくると暑く感じるようになり、発汗量も多くエイドごとに水分を欠かさずとりました。
食べ物もバナナなど、できるだけ軽いものを選んでいただきました。
50Kmくらいまでは自分の予定どおりに走れましたが、それからは足が重たくなってきました。
このころから上位でのゴールが予想されるランナーに次々と追い抜かれます。
スピードが全く違うので、しばらくすると前方へ行ってしまい見えなくなる。
道路ポイント標示の1Kmが長く感じます。
女子トップのKさんも17エイド(85.3Km)で会い、「絶対にゴールしようね」と声をかけてもらいました。
一つの目標としていた白鳥までは絶対に行くと重たい足を前に進めます。
第1CPから第2CPの白鳥まで約40Kmを4時間30分くらいかかりました。
白鳥で夜間走のウエアに着替え、ライトなどの装備を整え、15分の滞在で出発しました。
ここからは上りが多くなってきます。
上りは無理をして走らず、歩くことが多くなります。
もちろんひるが野分水嶺までの上り部分はすべて歩いたと思います。
平坦に近いところや下りは走りました。
分水嶺を少し過ぎたところにある第25エイド(128.4Km)には20:24に到着しました。
ここで約半分を過ぎたことになり、14時間24分で到着しました。
ここからは下りが多いので少しは早く走れるかなと思いましたが、下りも大して走れません。
道路の両側には雪がいっぱい残っていましたが、寒さは感じませんでした。
約10Kmの下りばっかりでしたが1時間もかかりました。
牧戸のエイドは、2012年の大会でハサミを借りてシューズに穴を空けたことを思い出しました。
空を何回も見ましたが、星がとてもきれいです。
知っている星の北斗七星と北極星もよく見えていました。
荘川桜への短いアップダウンやトンネル、スノーガードの中を進みます。
荘川桜は暗い中で堂々と立っていました。
このエイドを超えればたとえリタイヤしても金沢へ行けます。
このころから真っ直ぐ走っているつもりでも右へ右へと行ってしまします。
その都度左へ修正しますが、いつの間にかセンターラインへ寄って行きます。
これは最後まで続きました。
腰痛も酷くなってきたので、それからは持参している携帯用のエアーサロンパスを何回も噴霧しました。
これまではスルーしていた第30エイドも寄りました。
下りも1Km6分で走れなくなり、平瀬温泉手前の上りも歩いてしましました。
長袖Tシャツと薄いウインドブレカーだけでしたが、全く寒さは感じません。
第31エイドの平瀬温泉では通過ランナー時間が大きく書かれています。
私は28番目だそうです。
このころからあまり食べられなくなってきました。
ここから次のエイドまでが12Kmがほんとうに長かったし時間も1時間40分くらいかかりました。
だいぶ歩いたのでしょうね。
白川郷荻町の中も人通りが全くなく貸切状態です。
といっても真っ暗なので、合掌造りの建物はほとんど見えません。
第34エイドの道の駅では、酷くなっていた腰痛を少しでも緩和してもらおうと整体をお願いしました。
10分以上待って施術をしてもらい、このエイドには30分あまり滞在しました。
エイドを出て長いトンネルに入りましたが、足が固まってしまいしばらくは走れません。
腰痛はなくなりましたが、30分もすると元どおりの痛さが戻ってきました。
次のエイドではTちゃんがいて、いっぱい元気をもらいました。
それにしても足がいうことを聞いてくれず、思うように走れません。
下りでも時々歩きが入ります。
第36エイドの沖山さんのところへ到着するころから徐々に夜が明けてきました。
各エイドの皆さん、寒い中をほんとうにありがたいです。
ささら館のことはあまり覚えていません。
五箇山インターへの上り、それからダム沿いなど第38エイドまではほとんど歩いたと思います。
第38エイドには梅田さんがいました。
梅田さんと昔話を少ししてから出発しました。
その後、福光在住のHさんご夫婦が車で応援に来てくれました。
もう何年も交流がありますが、わざわざ逆走して応援に来てくれ、とても感激しました。
ききりこの里を通る時、ちょうど公衆トイレがあったので寄りましたが、様式だったので助かりました。
五箇山タクシーエイドは、初参加の前年の2005年大会でお手伝いをさせてもらったので想い出のエイドです。
後で聞いたのですが、カレーがあったとのこと、カレーを食べたかったですね。
そのかわり、三種類のお饅頭をいただきました。
五箇山への上りはすべて歩きましたが、トンネル入り口のエンドまで40分で到着しました。
ここのエイドではHちゃんが笑顔で迎えてくれました。
その他のメンバーも自分の名前を呼んでくれて、いっぱい元気をいただきました。
まわりの景色や道路沿いには、まだ多くの雪が残っています。
この雪を見ると、今シーズンの雪の多さが想像できます。
長い長い五箇山トンネルを狭い路肩を走りますが、途中で何回もバランスを崩して車道に落ちました。
トンネル内は下りなので、遅いながらも走ります。
車やバイクの音に恐怖を感じますが、何とか早くトンネルを抜けたい一心で頑張って走りました。
トンネルを出たところのエイドにはT木さんがいました。
同じ兵庫県の方なので、とても親近感があります。
それからY田さんもいました。
もっとゆっくりしたらよかったのですが、T木さんが「下りはとばさないように、早く行け」との暖かい言葉をいただき、早々に出発しました。
長い長い五箇山からの下りは、止まることなく大鋸屋エイドまで走りました。
第42エイドの大鋸屋には8:52到着で、残りが38Kmで制限時間まで9時間。
残りをすべてを歩いてもゴールできることをまわらない頭で考えました。
このエイドでは、たこ焼きをいただきました。
城端の町並みを見ながら走って進みます。
城端のエイドではチームメイトのG君と会いました。
彼も故障を抱えて、あまり練習できなかったようですが頑張っているようです。
第44エイドの福光までは、G君の背中を追いかけて精一杯走り歩きました。
福光の手前あたりからポツポツと雨が落ち始めました。
天気予報よりだいぶ早いような気がします。
すぐに止むと思いましたが、福光のエイドに着くくらいから雨が本格的に降り出しました。
ビニール袋を被ろうかなとも思ったのですが、傘を買うことにしました。
エイドのある場所は「道の駅」だったので、ビニール傘を売っているかなと思い、売り場に行ってみました。
エイドの小島プレスの人が先に行って調べてくれていて、ビニール傘を買うことができました。
その後は「傘さし」で進みます。
ほとんど走れないので、歩き主体で進みました。
制限時間に余裕が出てきたので、とても気が楽になりました。
歩いているので後ろから何人もが追い抜いていきますが、全く気になりません。
雨脚は強くなったり弱くなったりでしたが、傘をさしているので影響がありませんでした。
長い距離を歩いていますが、このころになってしんどさは感じなくなっていたように思います。
眠たさや疲れもあまり感じなかったようです。
ただ足の力はなくなり、走ることだけはほとんどできません。
なので、リズムを崩さず歩くことだけを考えました。
富山県と石川県の県境の峠を過ぎると、後はカウントダウンです。
特別なアクシデントさえなければゴールの兼六園に到着できます。
第46エイドでは河内さん、日置さんとお会いできました。
残りが20Km足らずになり、何とか33時間以内でゴールできそうです。
小さなアップダウンがありましたが、歩いているので気になりません。
走っている車からは時々「がんばれ~」と声がかかります。
第47エイドを過ぎれば残りが10Kmあまり、雨の中を傘をさして進みます。
歩道には水溜りも多くありましたが、気にせずバチャバチャとよけずに歩きました。
最終エイドではいつものようにスイカに塩をかけて、三切れもいただいてしましました。
後は兼六園のゴールへ到着するだけです。
森本からは長い直線をひたすら歩きます。
何人かが追い抜いて行きますが、自分は走れないので追う力も残っていません。
雨のためか、歩道はほとんど人がいませんが、ときたまに車道からの水しぶきが飛んできます。
兼六園まで「3Km」の表示がある交差点を過ぎました。
いつも思うのですが、ホンマに3Kmというほど長いと感じるところです。
今回は歩いていたので、タイムを確認しました。
信号で止まったこともありますが、兼六園入口の交差点まで35分で突きましたので距離はほぼ正確だったです。
複雑な交差点の信号を何分か待ち、兼六園前に着きました。
走ることができないので、入口の坂道もゆっくり歩いて上ります。
残りは「佐藤桜」までです。
スタートした時は、まさかここまで来れるとは思いませんでした。
白鳥まで行けたらいいなあ。
荘川桜まで行けたらいいなあ。
これくらいしか思っていませんでした。
1年前あまり前に3年くらい痛みがあった右膝の手術をしました。
そのために2013年と2014年の大会を選考されていながら参加辞退しました。
今回は選考されないかなと思っていましたが、ありがたいことに参加できました。
なので、今回は「背水の陣」で挑みました。
そう思って練習もしてきたのですが、手術後の右膝の状態もよくありませんでした。
大会1ヶ月半前に参加した大会も途中でリタイヤしました。
オマケにその大会で左脹脛を痛め、半月以上走れませんでした。
そんなこんなで、とてもここまで来れるとは。
自分でも信じられないし、途中ではこれまで経験したことのない辛さ、厳しさも味わいました。
残り200m、100mとゴールが近づいてきますが、そんなに感激も涙も出ませんでした。
疲れ切っていたのかも知れません。
最後だけでも走ろうと思いますが、それが走れませんでした。
歩いてゴールのたどり着きましたが、意外と冷静だったと思います。
やれやれ、これで終わったという感じでした。

記録は「32時間27分」で39番目で、今回のさくら道ネイチャーランは自分でも「よく頑張った」と思います。
これもたくさんの方の応援やスタッフの方々、ボランティアの皆さんのおかげと思います。
ほんとうにありがとうございまました。


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