赤井です。


突然ですが、食べる演技が好きです。


赤井にとって最も感情移入してしまう演技です。


美味しそうな料理を美味しそうに食べる演技を見ると「あぁ!本当に美味しそうだなぁ!食べたいなぁ!」と心の底から思うし、逆に食べた料理が不味かったという演技を見ると思わず渋い顔になってしまいます。


何だか自然と心が寄り添ってしまう演技に思います。


実家に帰るとよく両親もその手のドラマが好きなので一緒に観ているのですが、それを脳に焼き付けて家に帰り、晩御飯の時に思い出しながらご飯を食べたりしています。


不思議といつもよりただのご飯が美味しく感じます。


貧乏アピールみたいになっていますが(苦笑)でも演技が心にスッと入り込むように感じるのも、実際自分たちの生活でも食べる事は生きていくために必要な事もあり、かなり身近な事なのでやっぱりそれだけ伝わりやすいのかなぁとも思うのですが…。


最近思ったのは「食べるのに理由がある」ということです。


美味しそうに食べる演技をするとして、じゃあ何故美味しいのかというのを伝えるためにはやはり細かな再現は勿論、食べるシチュエーションを含め、食べる為の理由なんかも伝えるために必要だなと思いました。


例えば寒そうにしている演技+温かいお蕎麦を食べる演技で、見ている人も、あぁ寒かったんだなと感じるし、より食べているお蕎麦が美味しそうに見えてくるわけです。

 
{D1B1D977-60DC-4E56-9A32-E0DB6AB7C762}写真は合宿で立ち寄った食堂のキノコ蕎麦




何のために、何故食べるのか、の「何故」をしっかり考えると演技にリアリティが出てきます。


ここまで食べる演技について書いてきましたが、「食べる」以外にもこの演技における理由付けが必要となってきます。


例えば走る演技をする時「何故」この登場人物は走っている演技をするのかと考えた時、大雑把に走る理由を分けても全然演技が変わってきます。


それが、何かを追っているのか、それとも何かから逃げているのかと分けるだけで演技が変わります。


また、見ている側と違い、演じる側はその役を演じる上での役どころの目的を先に知っています。


知っているからこそ、じゃあ何で?ってちゃんと理由を考えて演じていかなければならないわけです。


そう考えるとまだまだ自分にはまだ漠然と台本に書いてある通りの事しか出来ていないなぁとつくづく思いました。


やはり台本をもっと読み込む必要があり、またあらためてもっと色々な映画を観たり、本を読んだりする事が大切なんだなと思いました。


小さい頃からもっと色々観たり読んだりしていればという後悔もありますが、後悔ばかりしていても仕方ないです。


「宮本武蔵」にもあった「吾 ことにおいて後悔せず」だし、そこは空手の「押忍」の精神で前向きに取り組んでいこうと思いました。
 
 
 
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