ほほえみと愛情が詰まった天然酵母パンが教えてくれたこと

雨の中、草加駅からトボトボ歩いていたら、

私のアンテナにピッと反応アリ★

ふと見ると、真新しいほど小綺麗なオレンジ色で

あったかい雰囲気の小さなパン屋さんでした。

こんなところにパン屋さん！？と

店の前まで行くと、ショーケースのトップに

行儀よく並んだバゲットが手招きしていました。

吸い込まれるように店内に入ると、

私を呼んだそのバゲットには

”天然酵母”と名札が書いてあり、近くで見ると

テクニックでは無く、真心がたっぷり詰まって

お顔もとても可愛らしく微笑んでいる様。

奥から優しい雰囲気の店長さんが出てきて納得。

目があっただけで、癒されてしまい、一瞬で

ファン

になってしまいました。

この人が創ったパンなら間違いないと

天然酵母のバゲットを注文し、

「こちらはすべて天然酵母ですか？」と聞くと

申し訳なさそうに、全部じゃないんですよ」と

おっしゃる真面目さもまた

を増やし

おすすめは？と聞くと、

「ハード系がお好きですか？」と

最初のチョイスできちんと客の好みを掴んだ

小気味好い質問にまたまた

が増え、

おすすめのハード系を二個チョイスしました。

帰宅後いただいてみたら、まぁ美味しい★

あのパン屋さんが「美味しくな～れ♪」

と、愛情をいっぱい詰めて捏ねた様子が

パンからしっかりと伝わってきました。

とても綺麗な店内だったので

「最近できたパン屋さんですか？」と聞くと

照れ臭そうに「いえ、８年になります。

ここは路地が細い裏通りなので、

気付きにくいのかも。」と

ほくそ笑んだ様子にまた

実は私、５年ほど前に一瞬ですが

パン屋を目指そうと思った時期があり

本格的にパンの勉強もしたのですが、

この仕事の重労働の割に薄給なのと

まとまった睡眠時間が取れないタイムサイクル、

家庭との両立が無理と判断し、

断念してしまった情けない過去があります。

それだけに、それでも美味しいパンを

作り続けられる希少な職人さんに出逢えると、

とても幸せな気持ちになるのです。

一番時間がかかり、手間がかかる

天然酵母のハードパンを美味しく

丁寧に作るコツは、その人が

どれだけパンを作ることが好きか

またはパンを食べてくれる人々を

好きか・・・というところだと思います。

もちろん、この美学は

パン屋に限ったことではないですね。

頑張ればいいってもんでもなくて

本当に好きなことを

どれだけ一生懸命、愛情を込めて

楽しめるかってことかもしれません。

そんな素敵な仕事に出逢えたら

人生どれだけ素敵になるでしょう。

そんな素敵な人生を一人でも多くの人に

送ってもらいたいという思いから、

私もフラワーエッセンスの

プラクティショナーを続けています。

同じ思いが通じた気がして

とても豊かな気持ちになりました。

オマケで買ったメープルラスクも

メープルシロップが全体に染み込んでいて

程よい甘さが優しく、やばいほど美味しいです。

砂糖は控えていましたが

このラスクもバゲットと共に

また買いに行くと思います。

本当は内緒にしておきたいけど

お店を応援したいのでご紹介します。

売り切る分、少ししか焼いていないようです。