こんにちは、カウンセラーの三木ヒロシです。


「薬を飲んでいくことでパニック障害は完全に治るのですか？」


ということを以前聞かれたことがあります。


そうですね、答えから言うと、薬を飲むことでパニック障害は治りません。


医師が処方するあらゆる薬はパニック障害を治す、改善させるものではなく、いまの苦しい状態を脳の働きを強制的にシャットダウンさせることで落ち着かせているだけです。


残念ながら、薬の服用だけでパニック障害が治る、ということはないんですね。


薬を飲んで治った、という方がいらっしゃいますがその多くはパニック発作を引き起こしていたストレスが無くなった、もしくは軽減された。もしくはパニック障害を改善させるため生活習慣を多少なりとも変えた。ということがきっかけです。


もちろん上記だけではなく他の要因の可能性もありますが、結果パニック障害が治ったのは薬の効果ではありません。


また、パニック障害の完治を目指していく際、どこかで減薬・断薬のプロセスが入ってきますので、本来は最初から飲まなほうが良いでしょう。


本来の薬の使いかたは、パニック障害の初期に不安や怖さを抑えるためだけに数日～数週間だけ使用し、その後はカウンセリングや改善法などによって根本から改善していくものです。


パニック障害を完治させていくうえで大切なことは、薬で脳の働きを抑えることではなく、湧き上がる不安や怖さ、焦燥感などの感情を消化・解消していくことなんですね。


湧き上がるネガティブな感情を解消する、うまくコントロールしていくことで、それにともないパニック発作につながることが無くなっていきます。


感情については以前こちらでもお話しましたね↓↓↓

http://ameblo.jp/panicgekitai/entry-11817097530.html


感情を解消、コントロールしていかにパニック発作につなげないか？そのあたりがパニック障害完治へのひとつのカギとなりますので。






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