今回のお題は「対面倒くさい気持ち戦略」です。
概して中学受験とは面倒くさい気持ちとの闘いが延々と続きます。
どうやって上手にそれを制御していくのかは合否を分ける生命線と言っても過言ではありません。

制御と書きましたが、少々疑問を感じるかもしれません。
面倒くさいと思わなければ良く、出来る子は前向きに取り組んでいる、と。
確かに理想像はそれで間違いありません。
ただ現実は、というと、そんなに綺麗に勉強できているのはあまりにも少数派であり、ほとんどはある程度の葛藤の中でもがいています。
よっぽど目的意識がしっかりしていれば話は別かもしれませんが、葛藤の中での制御度合いで差がついているのが一般性のある現実なのです。
そしてそこには対処法の然るべきセオリーがやはりあります。
いくつか挙げていきましょう。

効果抜群なのは可能な限り具体的に目標を持つこと。
~のために、というのはメンタルコントロールをかなり楽にしてくれます。
人間の性質として見えない、未知のものには恐怖心があり、どうしても足が向かないのですが、目標が少しでも見えるだけでガラリと変わるものです。
出来る範囲でかまわないので、具体性を高めましょう。
これは実行が簡単なので、やらなきゃ損です。
ちなみに出来ない原因の多くは現実の数字等をそのまま受け入れられずにいる場合と思われます。
目を背けても損するだけで現実は変わりませんから、良い方向に変えたい思いがあるのなら直視しましょう。

具体的に目標を持つはある意味当たり前すぎる部分なので、差をつけるイメージは持ちにくいかもしれませんね。
みんながやったら同じ感も強いですし。
勝敗は細部に宿る、とも言いますからね。
そこで次の策です。
出来るだけ勉強するものを絞り込む、です。
差が最もつきやすいのはおそらくここでしょう。
やるものがたくさんあれば面倒くさくなります。
これは間違いない。
だからその逆を行こう、ということです。
経験上、これはなかなか難しい。
取り組み方がゆるくて量が少ないだけでは無意味だし、だからと言って真面目に取り組んでいると度合いが増すにつれ気がつくと膨大な量の荷物を背負いこむことになりがちです。
不安がどんどん課題を増やしてしまう構造ですね。
不安になること自体は悪くないのですが、適度なバランスが難しい。
カットする行為に自信が持てないんですよね。
実際、その子の状況次第で適切な絞り込みは異なりますし、以前にカットした部分が後には取り組むべきになったりも珍しくない。
算数あたりでは特にありがち(;^_^A
それならばどうすれば良いかというと、こういうことの結論は何でも一緒。
何らかの形で、然るべき方のアドバイスを受けるのが一番です。
安心感も得られますしね。
まあ、一律でみんな同じとはいかないものだから効果があるわけです。

上記二つはかなり根本的な対策と言えますが、お手軽な他の事柄も決して蔑ろには出来ません。
何かというと、例えば文房具関連だったりとか。
最近は特にいろいろと揃っていますから、お気に入りで揃えたり、便利グッズだったり、いろいろと工夫の余地はあります。
ちなみに僕自身は鉛筆が全部違う種類だったり、付箋もいろいろあってそれ用にペンケースを余計に持っていたりもします。
なんというか、テンションが上がって楽しいというか、ただ好きなだけというか(;^_^A
んー、書いていて思いましたが、文房具周辺にこだわりのある子って勉強にも前向きに取り組んでくれる場合が多いような印象が。
道具を大切にするのは良いことだろうし、思ったよりも効果あるのかも。

まだまだいろいろあるでしょうが、何れにせよ、気持ちを前向きにしていくことが共通項です。
気持ちを上手に持って行って、中学受験を乗り切りましょう。

お問い合わせフォーム(直接お問い合わせフォームの画面が別画面で開きます。)