世界選手権終了。 | スケオタ男子大学生のブログ

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フィギュアスケートについてたっぷり語ります!

今シーズンの全日本チャンピオンの二人が揃って銀メダルです。
ゆづ、さっとん。本当におめでとう!



金:ハビエル・フェルナンデス 273点
銀:羽生結弦 271点
銅:デニス・テン 267点




金:エリザベータ・トゥクタミシェワ 210点
銀:宮原知子 193点
銅:エレーナ・ラジオノワ 191点



ゆづは長かったシーズン、まさに激動のシーズンをこうして良い形で終えることができました。
銀メダル、素晴らしい成績です。
ワールドでは3位→4位→1位→2位。すごい安定感!
ショート・フリーともに4回転を決めることはできなかったけれど、3Aまでのジャンプは全て決め、美しいスピンを揃えたことでこの結果につながりました。

本当に彼は強い。
並みの選手なら、冒頭4回転を2本ともミスしたら、もう後のジャンプでは絶対に失敗できないと思ってプレッシャーがかかって固くなるところだけれど、彼はいつも通り、後半の高難度ジャンプを見事に決めきりました。

オペラ座の怪人の壮大なメロディーが、彼の滑りを後押しします。
ドラマチックに盛り上がる、本当に素晴らしい作品となりました。
来シーズンはどのようなプログラムを見せてくれるのか…楽しみです。

インタビューでの、「山あり谷ありだった」という言葉が印象的でした。



そんなゆづのさらに上を行ったのがハビエル!
ようやく世界チャンピオンの座にたどり着きました。

正直、ハビエルが2位、ゆづが1位なら、日本は3枠獲れる…!という思いが心の奥底にありながら見てしまったのは否めないけれど、もうこれは文句なしの優勝!
ハビエル優勝本当におめでとう!

これからもゆづの良き友人&ライバルとして、お互いに高め合っていってほしいですね。
正々堂々と勝負し、互いの健闘を讃えあう姿に感動しました。
2人とも本当にすがすがしい表情をしていて良かったなぁ。



3位に入ったのは、やはり「3強」のひとり、デニス。
四大陸以降、彼は王者の風格を身に着けてきました。
特に、フリーのプログラムは本当に素晴らしい作品。
運よくメダルがとれちゃった…という感じが正直否めなかったソチ。
しかしそこから名実ともにオリンピックメダリストに相応しい存在に駆け上がったと感じています。



小塚・無良両選手は実力を出し切ることができませんでした。
来シーズンの日本男子の出場枠は2枠。
来年また取り返そう!






女子はリーザが圧勝!
SPで3Aを決められたら、もう誰も彼女に敵わない。
これを期に、3Aに挑戦してくる選手が増えてきたら、ますます面白くなってくるなぁと思います。

彼女は今シーズン、本当に頑張りましたね。
シーズンを通して、ずっと強かった!
間違いなく、今年はリーザの年!勝つべき選手が勝利してくれました。

しばらくリーザ時代が続くかも・・・!?



さっとん銀メダル獲得はサプライズ!
地道にコツコツと努力してきた彼女がこうして報われて、本当に嬉しいです!
控えめだけれど、ものすごく表現力豊かな選手のひとりだと思っています。
繊細で、純粋で・・・本当に美しい演技を見せてくれました。

平昌に向けて、最高のスタートを切ることができました。
これからは追われる立場!ここからが本番ですね。



ラジオノワは高熱の中がんばりました!
スケートが伸びず、ジャンプにも流れが生まれない演技となってしまいましたが、地力でなんとか銅メダルを確保することができました。




さっとんと同じく初出場、本郷理華ちゃんも本当によく頑張ってくれました!
世界選手権で6位!素晴らしい成績です。
1年前は誰も想像していなかったのではないでしょうか。

カルメンの表現、とても良かったです。
気持ちが前へ前へと行き気味で、少々荒っぽさはあるものの、それが良い意味でカルメンらしい迫力に繋がっていました。
ルッツは1本で良かったと思うけれど、今後につながるチャレンジだったと思っています。



佳菜子は7位フィニッシュ。
苦労したシーズン。長かったシーズンが終わりました。
全日本のときは、これからどうなるのかと思ったけれど…よくぞここまで上がってきてくれました。

ショートはもう号泣号泣でした。
あれだけの表現ができる選手は、世界でも佳菜子だけだと思ってます。


試合前のインタビューにて。
「学校・リンク・家しか…。スケート漬けでしたね。」
「本当に、スケートばっかりやってきたから…。」

そう語っていた佳菜子。しかし彼女はどこか誇らしげな表情をしていました。


そして今回のフリーの後の清々しい表情。
あの表情が、僕はとても気になっています。
佳菜子は、もしかして…。

ファンとしてはもちろん、これからも現役で滑る彼女の姿を見ていたいです。
せっかく回転不足も克服できた。もっと上を目指せる。

でも佳菜子の人生は佳菜子のもの。
まだどうなるか分かりません。
でも、たとえどうなっても、佳菜子のことはずっと暖かく見守っていきたいと思っています。