身体訓練は必要ですか？

 

 

先日体験レッスンのお申し込みを頂いて

レッスンに来て頂いた高校生の方

将来はミュージカルの舞台に立ちたい

そのために音大の声楽科を！との事でしたが

声楽だけでピアノやダンスの訓練は必要でしょうか？

そのように聞かれました。

 

正直なところ、絶対にやっておいた方が良いです。

ミュージカルをするのならばダンスは必須です。

大学に入ってから授業で何とかなる事はありません。

基本が入っている事が前提です。

そして未経験でしたら、まずクラシックバレエのレッスンをして下さい。

柔軟やちょこっとしたバーやセンターもどきではなく

基本のポジションからを重視するバーレッスンを中心に

基本を身体に入れるようにして下さい。

同じようにピアノもレッスンはしておいて下さい。

少なくとも自分の歌う曲の伴奏がつけられる程度には

弾けておけないと正しく歌う事ができません。

同時に大学受験であるならば、

ソルフェージュ課目や音楽理論

そういったもののレッスンも早めに準備をしておいてください。

 

できる事ならばこれらと声楽レッスンは同時進行が望ましいです。

ミュージカル志望でなくとも可能であるならば

バレエレッスンは始めておいた方が役に立ちます。

音大の声楽科の授業の中でもバレエレッスンは取り入れています。

授業でいきなり始めても正しいポジションや身体の使い方

そういったものはあまり理解できません。

きちんとレッスンを受けて音楽とともに身体を動かして行く

その時の呼吸法や体幹のコントロール

音楽への身体的アプローチ

そういった事を理解できていれば歌のレッスンも

身体的に立体的な理解が可能になります。

 

「歌いながら踊る」事と「踊りながら歌う」事が

同じレヴェルでできるよう

そのためにはレッスンを同時に進めておくことは

とても有効な方法です。

 

特に日本人が持っていない3拍子の感覚は

ダンスで捕まえた方が理解しやすいものです。

歌うためだけの身体ではなく

快適に動くから出て来る呼吸に身を任せる事ができれば

息の流れや身体の中心軸の回転する感覚

リズムが軽やかに前に進んで行く感覚などを

理解できるようになりやすいです。

 

ミュージカルでは当然ですが、オペレッタもありますので

オペレッタもカンカンなど歌い手に踊らせる機会も増えています。

踊れないよりは踊れた方が当然有利ですし

西洋芸術を理解する手掛かりをつかみやすくなります。

もしトゥシューズを履く機会に恵まれたのでしたら

身体の軸を掴む感覚がより細く

どこで支えて出口がどこになって行くのか

そういった事をピンポイントで捕まえる事がしやすくなります。

 

ピアノに関しても自分の歌を旋律でだけ捉えるのではなく

伴奏に書かれているハーモニーやリズム

音楽の方向性などが理解できて演奏できれば

歌の下敷きになるものを捕まえやすくなります。

お互いに総合的に音楽を膨らませて行く効果がありますので

総合的に使えるようにレッスンを同時進行で進めていく

そういった方向で勉強して欲しいと思います。

歌うだけ～の人ではなく、総合的に音楽が表現できる

そんな風にレッスンして行って欲しいですね。

 

さて、今日のワークショップからピアニストが入ります。

どれほどきちんと勉強して来てくれるのかな？

…何より生徒さんたちの出席率がもう少し上がって欲しい。

勉強する姿勢が一番強いのが小学生たちって

やっぱりちょっと悲しい。

 

 

最後までお読み下さいましてありがとうございました。

明日からもがんばってブログを更新するモチベーションが上がりました。 
 

☆ランキングに参加しています☆

 

  にほんブログ村

  にほんブログ村

  声楽 ブログランキングへ

 

応援ポチッ！やコメントをお願いいたします。

 

 

 

 

 

体験レッスンって何ですか？（声楽編）

体験レッスンって何ですか？（ピアノ編）

体験レッスンって何ですか？（保育コース編）

 

 

 

LINE@始めました。

Ei Musica音楽教室からのお知らせを発信します。
どなたが登録したか分からない仕組みですので
お気軽に友達追加してくださいね。