Ich Liebe...

 

 

 

各種の受験関連で音楽、ピアノや声楽を習いに来られます。
ですが、残念ですが全員が上手くなるわけではないのです。
もちろん指導する私の指導力が足らないのもあるでしょうが
それだけではありません。
何より一番大きな事を忘れないで欲しいのです。

「音楽を学ぶ」とは学校の数学や英語を学ぶ
それとは少し考え方を変えて欲しいのです。
試験やオーディションにピアノや声楽が関わるので
ある意味仕方ないのかもしれませんが
試験勉強をして点数を上げて行く
その思考から離れないといけません。

「音楽」とはその字が示す通り「音を楽しむ」
「奏でる事を楽しめる」
つまりは「音楽が何より大好きである」これに尽きると思います。
点取り作業のように向かっている場合は
本人的には音程が取れるようになったとしても
指が多少動くようになったとしても
音楽に表情がなく魅力に乏しいのです。
だって「合格するため」にお稽古しているから。
その音楽で誰かを楽しませよう、そんな風に感じていないのです。
自分の奏でる音楽に自分が魅力を感じていないのですから
聴く人にとってそれは魅力がない音楽です。
ただ正確な音程で大きな声が出ているだけ、なんです。
それでは試験官の心を動かせません。
試験対策のための笑顔では他人の心は動かせません。
好きで好きでたまらない事をやっているから
楽しくて楽しくてたまらない
そんな目の奥から笑っていて欲しいのです。
笑い方を技術でこなして目の奥が笑っていない
これほど見る人に恐怖心を与えるものはありません。
技術ではなく心から楽しんで動かないと人の心は動かないのです。

小さな子どもの弾くピアノや歌、踊りが妙に目が離せない
これはその子が楽しくて楽しくて仕方ないのがわかって
こちらの心がウキウキするのです。
まず自分が楽しんでその音楽に感動する事を忘れないで下さい。

何をするためにもまずは「好き」である事。
試験科目として試験対策のように音楽を扱わないで欲しいのです。
知のない所に愛はない、愛は知るところからはじまります。
愛する相手の事はどんな些細な事でも知りたくなりませんか？
その知るために学ぶことを追求してみてください。
音楽を愛するために音楽をありとあらゆる方向から知って学んで下さい。
愛によって裏打ちされた知識はとても深いものですし
知る事によって愛する力はもっと強くなるはずです。

知と愛によってできあがった音楽は
本当に無敵の存在になれるはずです。
愛する何かのために、音楽を歌うことを愛してください。
そして愛するためにどん欲に学んでください。

勉めて強いる勉強ではなく
自ら問い学ぶ学問になる
そしてその力が音楽に歌に繋がるように
一緒に学びましょう。
目標の事柄に達成するためには
そんな無敵の力が必要なはずです。
無敵の笑顔と力で一緒に歩きましょう。
頑張って！ではなく、一緒に頑張りましょう。

 

 

 

 

最後までお読み下さいましてありがとうございました。

明日からもがんばってブログを更新するモチベーションが上がりました。 
 

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