インドで働く!NBKF(ノブコフ)のインドのweb/デジタルマーケターへの道。

インドで働く!NBKF(ノブコフ)のインドのweb/デジタルマーケターへの道。

現在の職業:インドでIT/WEB会社設立。やっと設立から1年が立ちました!

学歴も、お金も、コネもない
ふつ〜〜〜うの元OLがインドで起業、
会社設立し、仲間とインド人と共にすったもんだを繰り返しながら奮闘する様子を日々公開していきます♪

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読書ブログの更新があいてしまったが、読書へのモチベーションのためにも再開したいと思う。
引っ越しなどで忙しく読書が十分にできない期間に気付いた事。
「思考力が落ちる」
というより考える総量が減る➡考えない時間が増える。

つまりは私がまだまだ日常生活で意識しなければ思考が止まっているという事なのだが・・。

本を読んでるとき、
本の主旨を読み解こうとしたり、
具体的に得た知識を自分の日常にどう取り入れるかを考えたり、
自分が抱えている問題解決のためにヒントが無いか考えたり、
また自分がどう感じるか、客観視したり自問自答したり・・・。
そうしていると、普段目にするものに対しても関連して考える。
とにかく本を読む事で新たな刺激を与え続けることは良い循環を呼ぶと思っている。


ふと、知識の蓄積と変化と成長を目標にかかげた8月の誕生日から既に4ヶ月半が経とうとしていることに驚愕する。
昨日よりも学んでいるか?自分を変える意識をしているか?コンフォータブルゾーンにこもってしまっていないか?
自問自答することで焦りを行動の原動力に。
そして同時にできた事はきちんと評価して自分を褒めてあげる。
焦りや欠乏感、不足感だけではストレスになってしまうので要注意w。

前置きが長くなってしまったが、今日紹介したい本は「頭がいい人の<成功>習慣述」
頭がいい人の“成功”習慣術―脳が冴え、すべてがうまくいく30の法則/日本文芸社

¥741
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まさしく新しい生活が始まった(インド国内で北インドから南インドへ引っ越した)ので、
新たに始まる生活を早く安定させ、いかに日々を充実させるかは、やりたい事、学びたい事を「習慣化」させ、良いリズムを作るかだ。


本で紹介されていた事は目新しい事はあまり無かったが、
改めてそうだなと思い、実践してみようと思った事を備忘録として箇条書きにしてみた。
(番号は、本の章に対応)

1章
・短所を書き出し自分の短所も認めて肯定する。
・考え方次第で短所も長所になる。
・楽しむ事、熱中する事でα波が出て副交感神経が刺激されリラックス&よいアイディアが浮かぶ状況に。逆に萎縮したり心配事ばかりだとβ波が出て交感神経が活発に。ストレスのもと。

2章
・ポジティブになるために整理整頓。愚痴を言うより夢を語る(人は自然と応援したくたなる)。
・やらないと気が済まない習慣にしてしまう。

3章
・人と上手に付き合うにはその人を好きだと思い込む。また共感する。(相手の状況を理解する)
・真の楽観主義者:どんな状況にも冷静で、起こった問題を客観的に見て解決策を探る。
根拠の無い楽観主義はただの無責任。

4章
・問題点、悩み事は紙に書き出し図式化して整理する。
・名刺や思いつきのアイディアなどとにかくどんどんメモ。自分の興味も分かりコミュニケーションツールにも。
・目標も具体的に書く事でイメージスしやすくする。

5章
・負け癖をつけない。(自分の置かれた環境を客観視できない人)
・成功者と付き合う事で、考え方、生き方、人への配慮、付き合い方等を学ぶ
・人生はすべて頭の中で作られる。成功イメージを常に持つ。
・コヒーレンス法(ゆったり椅子に腰掛け、心臓周りに空気の流れ道を想像し、4秒吸って4秒吐く心臓呼吸を1~3分行う。その際ストレス感情を自分でコントロールするようにする。
家族や友人を思い出し、労り、感謝、愛など肯定的な感情をイメージする。

6章
・初対面の人には最初と最後の印象づけが大切。
・恋愛において相手を尊重しつつ自分を高められる関係が良い。

7章
・自分の人生を変えるのは自分自身
・自分の可能性を信じる。自分ならできると楽観的に取り組む。とにかくすぐに行動に起こす
・行動におこさなければなにも変らない。
・仕事に集中出来ない時の対処法:時間を意識しない環境を作り、焦りを忘れる(時間ばかり気にして逆に集中できない)
・仕事にやる気が起きない:動機付けをしたり重要なものや得意なことから取り組む。
・忙しくてパニックに:書き出して整理する。優先度の高いものといつやるかを整理する。
・スランプ:スランプの後はさらに成長出来ると信じてやり続ける。
・集中力=よい集中+よい休息
(リラックス、切り替え、目標設定が集中に必要な3要素)
・世の中のすべてに感謝して生きる。人から感謝される喜びほどない。


仕事やプライベートでネガティブな感情が生まれたときは出来るだけ自分を客観的に見て
なぜ自分がそう思うのか、反省すべきことは?どうしたら現状を変えられる?と反省から改善を考え、それを具体的に行動に落としたら、もうくよくよ考えるのはやめるように心がけている。

安易に失敗や自分に足りない所を「大丈夫、なんとかなる」と根拠無しに肯定する事は、
本書で述べられているように「無責任」でこれでは成長がない。
反省箇所は自分が克服すべきか、考え方次第で前向きに考えるだけでいいのか、よく見極める必要があるように思う。


8月の誕生日からはやいもので、3ヶ月近くも経ってしまいました。
30代の幕あけに、つい手に取ってしまった下重暁子さんの本、年代別シリーズ「女30代 決断の時」。こうゆうのつい読んじゃう自分ww

女30代決断のとき―結婚していても、していなくても (Beauty Age Books)/大和出版

¥1,404
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周りの先輩方からは、30歳になったら、逆に焦りが無くなって腹が据わるよ!と
アドバイスをいただきながらも、揺れ動き悩みまくった20代後半。
30代になってみて、「あ、こんなもんか」と思い、先輩方が言ってた意味も何となくわかりました。
一方でやはりまだまだ迷いの時期だとも思う。
なぜか。
「自由に選択できるからこそ迷いが生じるとき」だから。

でも、だからこそ、
「人や周りに惑わされず自分で選び、自分で決め、そして自分で責任を持つ。」ことが
大切になってくる。

本を読んで、私なりに大切にしたいと思った事を5つあげておく。


◎1.自分をもっと知る。

人まねをしない。
はやり廃りや周りの騒音に耳を傾けず、自分の内面を意識する。

人と違おうが、自分で納得できれば頑張れるし、何も恐れなくても良い。
人と比べるとしんどくなる。いつでも他人の芝は青く見える。
でも相手からみたら自分の芝も青い。


◎2.自分の足でたつ。

つい誰かに依存したり、誰かのせいにしたり、誰かが助けてくれる事を期待したり・・・
無意識レベルであった。でも今自分がしている事も、決断も、すべて自分で選び取って決めたこと。
自分で決めたことに責任を持たないと行けないし、決めたからには、全うして責任を果たす必要がある。

もちろん支え合える友人や恋人の存在も大事。でも精神的に頼りすぎてはダメ。
しんどい事を相談しても良いけど、基本は自分の腹の中で戦って
自分で決着をつけるのが当たり前だ。他人は良きアドバイザーでいてもらう。でもなんとかするのは自分。(あたりまえかw)


◎3.付き合う人を考える。

付き合う人も考えるようになる。
多くの人と、広く浅く交際するより、大事にしたい友人と時間を割きたい。
居心地の良い、自分に取って都合のよい人とばかり付き合うのは良くない。
自分と違う価値観を持っていたり時にはチクリと苦言を呈してくれるくらいの相手がいたらそれは幸せな事。
グチを言い合う友人は、時には良いのかもしれないがそれに明け暮れる時間はもったいない。

そして大事にしたい友人には、困った時には助けてあげられるようにな信頼される人になりたい。


◎4.人生は有限だと意識する。

30代は20代よりもっと早く過ぎるという。しかも仕事やプライベートでも、
20代をどう歩んで来たか、また何を選択して来たかで、今が大きく異なる。
1日朝起きたら、今日はどう過ごすべきか、何を最優先するべきかを意識する。
そして1日の終わりには、今日は生産性のあった日だったのか、自分に出来る精一杯をしたのか
振り返ってみる。

あっという間に過ぎた1日に驚くし、ぼんやりしてると時間は飛ぶように過ぎてしまうことに焦る。
むやみに焦る必要もないし、のんびりくつろぐ時間も必要。でも時間は有限、そして想像以上に
時間が過ぎるのが早いと意識すると1日の過ごし方も変る。


◎5.教養をつける。

内面に意識を向けると同時に、教養をしっかり身につけたい。
30代前半はとにかく勉強の時だと思っている。
これまでは興味の範囲が偏っていたが、幅広い知識を身につけたい。
過去の歴史や日本について、現代の時事や政治、世界のニュースなどなど。


************


価値観が相当近いと思う大学の同じサークルの友人の間でも結婚&ベビーブームが到来しそうな今日この頃。
人に合わせる必要な無い。
自分らしくいこう。そしてステキな30代後半、40代を迎えるためにも
教養や知性を磨き、内面をしっかり見つめ、感性を大事にする30代前半にしたい。


『30代は過去の自分から次へ向う決断の時』


今この瞬間を大事にし、楽しみながらいろんなことに挑戦していきたいな。

世界的な大ベストセラーである「ザ・ゴール」のシリーズ作品「ザ・チョイス」を読んだ。


ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!/ダイヤモンド社

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※「ザ・ゴール」ではボトルネックという一点に集中する事が全体最適へのマネジメントのきっかけとなるとし、最小の努力で最大の効果を、最短の時間でもたらすTOC(theory of Constraints (制約理論)を紹介し、出版から20年以上たっても未だに多くの人に読まれている。


著者のゴールドラット博士と娘エフラットの会話で綴られるこの作品はとても読みやすい。
企業の具体的な課題の問題点とその驚くべき解決法のレポートを読む面白さももちろんのこと、
本の根底には、「どうしたらそんな発想ができるのか?」「どうしたら誰も気付かない課題に気付き常識にとらわれないあっと驚く様な解決法を思いつく事ができるのか」という
すぐにでも手に入れたい実践的な疑問から、「人生を豊かにするための明晰な考え方を身につけるのはどうしたのらいいのか?」という目先の課題解決にとどまらない、人生を通して知り得たい疑問へ答えようとしている。

娘エフラットの疑問はそのまま読者の疑問として、徐々に解き明かされる答えにワクワクしながら読み進められる。

この本を読んで学んだ事を一言で言うならば、
「常識や思い込みにとらわれる事無く、人間の生まれ持った特性しを理解し受け入れた上で思考することは、難しいかもしれないが、ポイントを押さえれば誰にでも出来ること。しかしそれには、意識して練習が必要だ」ということ。


本を読み終えた時は、「なるほど、普段からちょっとした身の回りの疑問も注意して少し考えるように練習してみよう」と思うのだが、いざ急ぎのメールが来ると、自分の手持ちのカードからすぐに成果として形作られたものでその場を繕ってしまう。
そこに大きな問題が生じている訳ではないが、後になって「こう解釈もできたな。もしかしたらこっちの答えを望んでいたのかな」と気付く事もある。

すぐにレスポンスを返すのは一つの強みだが、その即レスに対しても、一つ一つもう一歩思慮深く考察できるよう日頃からもっと練習が必要だなと思う。

本を読んで知識を付けても実践できるようにならなければ何の意味もない。
それが最近本を読みまくっていながら感じる事だ。

以下はこの本で学んだ「明晰な思考を身につけるためのポイント」をまとめておく。

◯問題への解決策を考える思考のプロセス

①問題の中からもっとも重要な問題を選びだす。
➡何らかの対立の結果(人間関係や個人の内面的な対立)と考える
②根本的な対立がみつかれば、その前提を確認する。
③その思い込みを覆す方法が無いかを考える。
➡いかなる困窮した関係においても両者がウィンウィンなるような変化が存在し得ると信じて取り組む。
➡自分のウィンを大きくしたければ、相手のウィンももっと大きくしてあげないといけない。(限られたパイを取り合うのではなくパイ自体を大きくすることを考える)
➡そのような解決策に気付くには問題を人のせいにしていては気付けない。相手と良好で調和のとれた関係を気付き相手の立場に立ってニーズを知る事が大切。


◯先入観をもってしまう3つの障壁

①現実は複雑だと思ってしまう。
②対立は当たり前だと考えてしまう傾向
これらが明晰な思考を邪魔する
③人は問題を相手のせいにしたがる


◯なぜ最も重要な問題がいつまでたっても解決されないのか。

・慢性的な問題に対し、人は無意識に防衛メカニズムがはたらき、問題を解決する事を諦めてそのまま押さえ込んでしまう
・本当に重要な問題から目を背けそれほど重要でない問題にエネルギーを費やしてしまう。
・努力の割になかなか思うように好転しない。

➡現実から目を背けない勇気と決意。常識ではムリと安易に諦めてしまう心理的障壁を取り除く。


◯明晰に考える練習方法

・循環ロジック(議論がぐるぐると堂々巡りをするこを避けること)
➡全ての事柄は原因と結果の関係で繋がっている。
その根底には共通した根本的な要素が存在する。明晰な思考をする鍵は、そのロジカルマップをきっちりと構築すること。
まずどれか一つ現象を選んでそこからスタートする。なぜその現象が存在するのかを問いながら根本的な原因まで遡って行く。
ロジックの循環に陥らないために、何か別の結果が必要になる。はっきり観察してそうだと確認できる結果。
最初は一つ目の結果とその原因に思考を集中させる。二つ目の結果を見つけるには思考の範囲を広げる必要がある。その時に役立つのが、「ものごとはそもそもシンプルである」という考え方。

どんどん掘り下げて行くと原因は収束して行く。根本的な原因には、一つの結果だけでなく複数の結果が伴う事を意味する。
➡どんな原因にも、それに伴って少なくとも二つの異なる結果が生じていると思って間違いない。

◯明晰な思考の練習方法

①気になる事があれば、その原因と結果について考えてみる。
何何だから、という理由に抽象的なものが含まれている時は注意してそのまま受け取らず疑ってかかる。当たり前だと思ってはだめ。
②今度は(同じ原因に起因する)もう一つ別の結果が無いかを考えてみる。
※別の結果が思いつかなければ別の結果が無いのではなく、考えの範囲が狭いから、その幅を広げる。
③その結果が実際に存在するのかを確認する。実際に確認できた結果が多ければ多いほどその原因の有効性は高まる。

この練習を繰り返すことで、ロジック、思考だけでなく直感も磨かれていく。

※人間は、感情、直感、ロジックでなりたっている。
明晰に考えるほどにその事柄への感情は強くなり、同時に直感が働くようになる。


◎まとめ(本著あとがきより引用)

・人はもともと善良である
・すべての対立は解消できる
・ものごとはそもそもシンプルである
・どんな状況でも飛躍的に改善できる
・すべての人は充実した人生を過ごす事ができる


最後に、心に残ったフレーズを。

『知識を深めるいちばんの機会は、現実が自分の予想と著しくかけ離れている場合』

新しいことにチャレンジしたり、こうありたいと望めば望むほど、理想と現実のギャップを感じる。層感じる今こそが、知識を深めるチャンスなのだと思うと、ワクワクするではないかww




人は誰でも決断を迫られる時がたびたび訪れる。
正解は無い。複数の選択肢が有ったとしても、やっぱり何となくうまく行かないから
戻って違う方へ進んでみよう。今度はうまく行った!ということはほとんどない。
世の中は驚くべき早さで変化しているから、その決断をした時点に戻ってももう状況は変わっているからだ。
だからこそ、人は最善の選択をしたいと思う。そして「決めた」瞬間から「決めた」ことに納得し、その結論を自分の中の「正解」にするために努力することに注力し始める。


ある方から、判断と決断の違いを聞いた。
判断:事実・要素を集めて客観的に判断する。
決断:頭で決める。腹で決める。



経営上で考えると「判断」がベスト。まずはできる限り情報を集め判断をする。そのために勉強も知識も経験も必要。
しかし判断できない事もあるから人は「決断」もしながら生きている。


正解が無いとき、十分な判断要素、データが無いとき、人は何を基準に「決断」するのか。
恐らく人は、A/Bの選択肢が有れば、不十分でもある材料をひっぱり出し両者を選んだメリット、デメリット、その後の展開や周囲への影響を考える。
そしてもちろん最後は「気持ち」が大きく影響してくる。
「やりたい」のか、「やりたくない」のか。
どんなに、客観的な情報から「やるべき」と判断しても、気持ちがやりたくないのであれば
続かないし、空しい。だからこそ、最終的に「やりたい」気持ちを尊重して「決断」する人も多い。

しかし、このときに判断を鈍らせる厄介な感情がある。それは「変化を恐れる気持ち」
やってみたいと思っているのに、変化に対し億劫になってしまう。
長く続けるほどに、その状況に慣れ、居心地がよくなる。多少の不便ささえ気付かなくなることもある。

だからこそ、変化を恐れず行動できることは強みにもなる。
もちろん、生活や家族等、人はだんだん身軽で無くなる。
でももしかしたらそれも自分で自分をいろんな理由をつけて縛ってるだけかもしれない。
そんな人はたくさんいると思う。
だからこそ、
「変化を恐れない」 ➡行動する。これは一つの強みとなり得る。

・・・・

仕事でも、プライベートでも何となくうまく行かない時もある。
気持ちを切り替えたり、何が悪いのか考えてやり方を少し変えてみたり・・・
でも、それは「改善」の域で、それでは到底解決できないと感じることもあるだろう。
であれば、大胆な行動が必要だ。つまり、根本的に何かを「強制的に」変えるのだ。

変化(そして成長)は、「付き合う人」、そして「場所・環境」を変えるのが最も手っ取り早い。


私は最近「決断」した事がある。これまでの出来事、経験から学んだ事等も含め決めたので、「判断」したとも言える。しかし、最終的に、物理的制約がない今のうちは自分に言い訳せず、「変化を恐れず行動」する事で「もっと成長したしい、強みとしたい」、という「想い」、
「これをやってみたい」という「想い」が決断させたのだと思う。


人生一度きり。何がやりたいのか。そんな答えを明確にもっている人が世の中たくさんいる訳じゃないことも分かっている。だから焦らないことにした。
シンプルに考えてみる。
1年後2年後、5年後の私はどうなっていたいのか。そのために今どうすべきなのか。
自分がワクワクすると感じる事は何なのか。

それを考えたとき自ずとすぐに道は決まった。今はこれしかない、と。

それは一生続けたい「やりたいこと」かも知れないし、気持ちは変わるかもしれない。
でもそれでいいと思う。「今」私が他の事を犠牲にしても「やってみたい」という気持ちを大事にしたいから。

答えが出てみると一気に迷いは晴れて、後は、その道をいかに突き進むかに意識が移っていき、
いままで自分がそんなに悩んでいた事が嘘みたいな爽快感に陥る。

もちろん不安もある。決めた事で、失うものもある。新しい選択をものにするまでには時間がかかるしその分頑張らないといけない。

でも、自分の心と向き合い、出した結論ならばだれにも文句は言えない。
だからこそ良い。人のせいにはできないし、あとはもう、自分が納得するまで、
後悔しないように突き進むだけだ。

最後に、私が結論を出すまでに悩んでいた時、背中を押してくれた本を紹介したい。

『覚悟の磨き方』 超訳 吉田松陰  (編訳 池田貴将)
覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)/サンクチュアリ出版

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幕末、明治維新を起こした数々の英雄に大きな影響を与えた吉田松陰。
常識をいとも簡単に破り行動をもって自分の信念を貫く情熱家。
しかし、たったの30歳で生涯を閉じた。今の私と同じ歳。自分の信念を曲げず、自分の想いを伝える事で処刑された。

この本は、そんな松蔭が残した名言を現代風に訳している。
読む人のその時の迷いや悩みによってきっと心にひっかかる言葉は毎回ちがう。
だからこそ、何か迷いが生まれる度に何度も読み返せる本だと思う。
本の一部を紹介すると・・

*************

「志し」をもつ事。
いくら素晴らしい本を読み、話を聞いて知識を増やしても、いくら旅に出て素晴らしい景色をみても人生の根本的な役にはたっていない。
本質は「どう生きたいか」という志し。この志しがあるから、何を見ても何を聞いても、それを自分の事として捉え考える事ができる。

*************


つい、本を読んで勉強した気になることもあるが、ただ読んでも行動が変らなければ「身になる読書」になっていないということ。そして、身になる読書=志しをもって読む事なんだと思った。

自分の心と向き合い、何がしたいのかを考える。
志しが定まったら(別に大きな志しでなくていい。現時点でこうしたいという想い)が決まったら、一つ一つの同じ行動でも吸収力と理解力、モチベーションが変る。
変化を恐れず決断し、一歩一歩進んで行きたいと思う。


以前のエントリー、「海外にいる日本人は歴史に詳しい件~グローバル人材に必要な教養~」でも少し触れたが、グローバル人材に必須な教養として「歴史」があると最近強く思っている。
それは外国人と付き合う上でも、自国を正しく理解し、説明できるのは当たり前であるべき教養であり、
海外で生活している日本人同士でも話題になる事が多いからだ。
また、正しい歴史を知ることで、今世の中ので起こっている事を俯瞰的に見る事ができる。
ということは世の中がもっと理解出来るということ。
そんな訳でどんな本から読もうかと考えていた時に手にした本が、「日本史集中講義」

点と点が線になる日本史集中講義/祥伝社

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文系出身の私だが、日本史は中学校まで。高校では地理と世界史を選択。
しかし試験のための歴史教育は残念ながらほとんど私の中に残ってない・・・

でもこの著者「井沢元彦」さんいわく、それは仕方ないこと。
今の学校教育の歴史教科書は、大きな歴史の流れや因果関係が省かれているので、
まるで「カタログの目次を丸暗記」しているようなのだと。
哀れ学生達は、試験で点を取るために、言葉や年号をただ「暗記」するだけなので、試験が終われば忘れてしまう。さらに悲劇なのは、とくに近代史は、中国韓国等の外国からの圧力で、教科書を書き換えたり、遠慮して遠回しな表現をしたり、挙げ句の果てには、事実とは違うことまで書かれれたり、十分な情報が意図的に載せられてないことも有るというのだ!!(なんてこと!!)

その件はまた別になるので今回は触れず本題に戻すと、この「日本史集中講義」は歴史的事実がなぜ起こったのか、「なるほど」と繋がっていくのでとても興味を持って読み進められるのでオススメしたい。

例えば、なぜ武士が誕生したのか、なぜ秀吉が朝鮮出兵をしたのか、常識を根底から変えることを狙った「生類憐れみの令」などなど、時の権力者が何を考え行った事なのかが分かると歴史は面白いなと実感できた。

また本の最後には、これらの歴史の流れから、これから日本人がどう有るべきか、学べることがたくさんあるという主張が分かりやすく説明されている。

例えば、副題「点と点が線になる」の言葉通り、大昔から現代にまで繋がる日本人特有の考え方が、歴史を見ると分かる。

例えば、日本の建国神話、そして聖徳太子の「17条憲法」から強いリーダーシップを発揮した織田信長さえも踏襲し、現在の会社の稟議書にまで流れる日本人の行動原理が「話し合い絶対主義」であり、「和を尊ぶ」国民性が現在にも受け継がれていることが分かる。 

それは素晴らしい日本人の精神で有るとともに、決定を遅らせたり責任の所在を意図的に不明確にし誰も責任を取らない構図を作ってしまったり、外国とのやり取りのなかで、「自己主張しない」という大きなハンデを背負う事にもなる。

歴史から学ぶ日本人の国民性、行動原理がどういった決断をし、行動をしたのか、その結果どうなったのか、そこから学び、これからに活かせる事がたくさんあるように思う。

歴史の勉強は私が30代でやりたいことの一つ。
コツコツやろう。