岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

田んぼの中干し開始

2017年07月02日 | 百姓
平成29年7月2日(曇り、小雨、晴れ)

今日は良く判らないお天気でしたが、周辺地域では黒い雲が覆っていて雨が降っているんでしょうけど、当地は雨らしい雨は降らなかったですね。

今日は午前5時半から鎮守の森の草刈りからはじまりました。恒例の行事で1時間30分程の作業で終了です。何故かこの地域でもこの行事に出てこない家庭も多々ありますね。
不参加は1000円の徴収ですが、地域の交流と結束があるんで千円で収まる話では無いんですが、面倒くさいし、千円で収まるならと思う方たちがいるんですね。地域の構成員という意識が欠如しているなと思う個人感想です。今回、出て来られない方たちはそれ以外の村の行事にも出て来られないんでそこには何があるのかな?Uターンの自分では田舎のシガラミはまだ良く判らない?



今日はスナップエンドウの出荷日でもあるんで、毎度のことでスナップエンドウを収穫・出荷作業をします。
ハウス内で音楽をガンガンかけて作業するんで一人作業でも飽きることはありません。



スナップエンドウで自分の経験から一寸、懸念される点を上げたいと思います。
実はJAの防除マニュアルにあった虫対策で「ハチハチ乳剤」を使用したところ、スナップエンドウの莢に溶解痕が出たんでこの件について語ります。



虫対策に最初はスタークルを使用したおころ、莢に特に異常はなかったんですが、2回目にマニュアルにあった「ハチハチ乳剤」を使用したところ、莢が溶けたような傷痕が出て規格外が多発して昨年はこの様な状況は無かったんで何なのかな?と思っていて昨年と違うのは薬剤かなと思って虫対策に昨年の使用した「パダン水和剤」を使用したら傷痕が劇的に改善したんで原因は「ハチハチ乳剤」と想定しました。左側が正常な莢で、右側が異常な傷痕の莢です。


この様な傷痕が多発したんですね。虫害でもないし、病気としても考えられなかったからね。



普通ならこの様な綺麗な肌の莢のマメなんですよ。



正常なマメはこの様に目を見張るような10cm以上の莢を付けてくれるんですよ。



しかし、JAのマニュアルを信用して薬剤を使用したらこんなアクシデントだったんでJAの担当者に話したんですが判っていませんでしたね。



その他に、スナップエンドウの花が付かなくなったからそろそろ終わりかなとJAの担当者に行ったら、花が付かないのは肥料過多なので花が付かなくなるんだという。
えっ!? そんなの初耳で樹を育てて良い莢を得るため肥料を十分に上げて樹をそだててくさいと言われているんですよね。自分の知識不足なのかな?全く、しっかり指導してほしいもんですよね。毎年、牛歩のごとくスキルアップを図っているんですが、自分は残り時間が少ないんで毎年、振り回されるのはご勘弁ですね。

今日はその他に、田んぼの中干しで各田んぼの水を全部ぬきました。昨年より3日程遅れましたが、何とか圃場を乾かしたいと思います。1週間ほど経ったら溝切りをしていきます。



ただ、他人事ながらキャタピラーオジさんが先週に田植えを終ったばかりで分株も終っていないんでここで水を止められたらどうするんでしょうかね?それでも揚水のポンプは容赦なく止められていましたね。この件については、別日で解説しましょうかね。

自分の農作業は着々に進んでいきますね。

意外と順調かな?

山へ行くぞ!

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2 コメント

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Unknown (実家は元農家)
2017-07-03 19:49:05
>ハチハチ乳剤

本剤の登録作物での薬害事例は見つけれませんでしたがサヤエンドウ(スナップエンドウ、きぬさや含む)自体は薬害の発生しやすい作物の様です。
ポイントとして

・天候の悪い日や、夕方、日没までに乾かない時間からの散布はさける。
・農薬散布の前日は灌水を行い、株がしおれないようにする。
・二度がけや、さやへの多量散布は避ける。
・浸透性展着剤(ミックスパワー、アプローチ、ニーズなど)の使用は避ける。

等が挙げられます。ご参考までに。


>花が付かないのは肥料過多

豆類は、葉を伸ばしながら成長し、光合成を十分に行えるからだをつくります(栄養成長)。そして光合成による炭水化物生産が多くなり、体内の炭水化物が余るようになると、花を着け、実を結び、サヤ、マメが肥大します(生殖成長)。サヤ、マメが肥大した後も葉をつけ、草丈を伸ばしていく特徴から豆類は栄養・生殖成長同時進行型の野菜と言えます。

大事なのは栄養成長から生殖成長が始まる時期で、この時にチッソ肥効が強いと、花が着かなかったり、飛んだりする、いわゆる「木ボケ」の現象をおこします。また根には播種後、一ヶ月ほどで根粒が着き、バクテリアが根と共生し空気中のチッソを有機のチッソに変えて植物に与えます(窒素固定)。

以上の特徴から豆類の施肥は生殖成長開始時期に肥効が切れる様に堆肥による地力的な肥効をベースに元肥の化学肥料は控えめに施肥するパターンが望ましいと思われます。栄養成長から生殖成長の切り替えがスムーズに進めば、その後は、チッソ分の追肥を少量行うことで栄養成長を続けさせることができます。また根粒が活躍しやすいように苦土石灰など石灰資材で作付圃場を適当なPHに矯正することも有効でしょう。
Unknown (岳仁)
2017-07-04 21:38:52
実家は元農家さん いつもありがとうございます。
スナップエンドウは莢肌が非常にデリケートで素手では無くて手袋を装着して収穫するように言われているんですが自分は慣れてきているんで素手で収穫していますが。
今回はアザミウマ対策としてハチハチ乳剤を使用したんですが、掲題の状況で物凄い規格外品を作ってしまいました。エンドウ豆科は微妙なんで難しいんですよね。
毎日が勉強で実家は元農家さんのアドバイスも参考にさせて頂きながら、頑張らせて頂いてます。

スナップエンドウの肥料過多につきまして、あると思いますが、毎年の生育状況からみて花付きが悪いのは肥料過多以外に高温による生理障害だと思うんです。スナップは30度を超えたら花芽を付けない作物なんで肥料過多は如何なものかなと思ううんだけど、浅はかな判断でしょうかね。
JAさんの担当者も実際、栽培しないで多分、マニュアルだけで農家を指導しているんで話半分と思っていたほうが良いんでしょうかね?



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