テツになる勇気。

テツになる勇気。

テツってのはね、乗ってりゃいいってモンじゃない。撮ってりゃイイってもんでもない。スジって一人でニヤけていたら通報寸前w。
そう、テツってのは、語ってナンボなのよ(マジかっ

いやいや資格持ってないのに書いていいの?と思いましたが、まあイイということなので、遠慮なく。

 

解説を始めてみて感じたのは、懐かしいですね。中小企業診断士の試験を目指したのはもうカレコレ10年も昔の話になっていました。当時、3年間勉強して、2次試験を突破できずに挫折。今に至ります。

 

なお、中小企業診断士試験は1次試験が7科目の選択問題。これを2日かけて実施します。

 

ちょうど8月初めの暑い頃に大学キャンパスを試験会場に行います。ぶっちゃけ大学行ってない、目指したこともないので、コレが斬新でした。大学って、こんなとこなんだなー的に。

で、これに合格できると、2か月後に2次試験。10月ですね。1次合格後はあまり時間がありません。ただ、1次試験に受かると、翌年の1次試験はパスして2次試験だけ受けることもできます。

 

1次試験は科目合格制度もあって、1次試験受からなくても合格ラインに達している科目は3年間だったか、受けなくてもいいことになってます。ざっくり言うと、そんな試験制度です。

 

今振り返ると、元々学もないのに独学で合格っていうのも虫が良すぎたか。でもね、ガッコ通うカネも時間もあらへんもん。独学ではありましたが、合格したい個人が集まる勉強会には参加して、切磋琢磨した日が懐かしいです。


終わったことはどうでもいいとして、今回過去問解説を行う担当科目は令和5年度一次試験の経済学と財務会計。よりによって苦手なヤツキター( ゚Д゚)!

 

ちなみに一応、一次試験は計2回受けましたが両方ストレートで合格してます。2次の壁で挫折した組ですね。経済学と財務会計は、科目としては足を引っ張るほうで、何とか合格点ギリギリか、赤点のときもあった科目です。遠い目。

 

書く時間だけはたっぷり頂いたんで、一か月書けて書き上げましたよ。正しくはさすがに一か月もかけてはいません、全問書き終えるのに丸3日位だったかな、、?合間合間でちょこちょこ書き溜めた感じです。

 

財務会計は、これも縁あって1年前位に日商簿記2級を受け(こちらは無難に合格、制服着た高校生たちと同じ試験会場で試験に臨んだというプレッシャーに勝ったぞ笑)たのですが、この知識が結構役に立ちました。

何問かは確実に、簿記試験の問題がほぼそのまま出てくるといってもいいんじゃないかくらいに出題されています。まあ試験受けておいてよかった。どこで報われるかなんて本当にわからんもんですわ。

 

当時試験勉強しているときと今解説を書くので一番違うのは、当時は自分が好きで勝手に勉強して、そこに対価も何もなかったのに、今は問題解くとオカネがもらえる。そこがちょっと新鮮でしたね。まあ安いですが。

読んだ人が合格してくれるとうれしいです。一応間違ったことは書いていないハズ。(ドキドキ)

 

 

 


 

 

 

 

Facebook辞めてもう何年にもなりますが、いまだ自分のアドレスに「友達の友達」情報が飛んできます。

「知り合いかも:・・・・(人名)」こんなノリですが。Facebookやっている人ならよくご存じでしょうね。

 

FacebookはTwitterや他のSNSと違って、実名顔写真付きでのアカウント登録が原則。

登録したら今度はそれを、友達の友達、さらにその友達へと拡散していくようプログラムされているようです。

私のメアドにも、日に数件、聞いたこともないような人名のアカウントの紹介が飛んできます。たぶん私の名前もバンバンあっちこっちに飛び交っているんでしょう。

 

SNSにタダでアカウント情報を登録することの恐ろしさというかアホさというか。

まあ私の実名がバンバン飛び交ってもどうでもいいんですが、なんか勝手に広告替わりに個人名がバンバン使われているというのは見ていて面白くないですね。

 

Facebookが仮に日本企業ならマスコミやら世間やらに袋叩きに遭うようなビジネスモデルですが、そこはアメリカ企業。誰も文句を言いません。

そういえば以前、マクドナルドもチキンナゲットの品質問題が騒がれたとき、結局社長はなんの謝罪も会見もしませんでした。

相手が日本企業や日本人だとするとフルボッコでたたきまくるメディアや一部の宗派政党の皆さん、なぜかおとなしいんですよ。

 

そういえば豊洲市場開場のときも、地下水問題でギャーギャー騒いでいた人たちがいたなぁ。あんだけギャーギャー騒いでいろいろ足を引っ張って、あちこちに無駄な税金を浪費させて、いざ開いてみたらもう知らぬ存ぜぬ。結局批判がしたかっただけだったようですな。

 

何が言いたかったんだっけ?

 

あ、そうだ、Facebook、久しぶりにログインしてみようかな。

 

 

 

 

 

このコロナ禍、鉄道会社の第3四半期決算が発表され始めましたね。私の古巣でもある東武鉄道の決算書を見てみましたよ。

 

やっぱり気になるのは、盤石安泰とされていた鉄道会社経営がこのコロナ禍でどれだけダメージを受けているのか。

売上とか利益率とかよりも、財務体質の変化が気になるなということで、その辺を覗いてみました。

単位:百万円

2020年3月31日→2020年12月31日 の変化

 

・現金および預金 31,593→13,094

 

まずはキャッシュ。うわっ目に見える金額が減ってる。4割になってる、、いきなりこれかよ。

 

で、次は、デベロッパー特有の勘定科目ですな。

 

・分譲土地建物 21,673→27,460

 

こっちは増えた。端的に言うと、分譲用の住宅を作ったけど売れ残っている、ということか。

いきなり本業以外のダメージが見えてしまった。

 

次は固定資産。こちらは大きな変化はないですね。

鉄道施設は簡単に処分、というわけにもいきませんしね。

・固定資産合計 1,514,706→1,510,066

 

次は負債の部。さすがに老舗の大手なので、短期の流動負債がいきなりボンと跳ね上がるような事態には陥っていないだろうな、、

・流動負債 379,291→365,851

うん、やっぱりね。ここが上がるようになったらもう末期的だもんね。

銀行も金貸してくれない、投資家も逃げてく、で、あとは短期のサラ金じみた金融に手を出すしかないとなったときくらいだよねココがあがるのは。その意味では流動比率に大きな変化はないので、第一防衛ラインはクリアか。でも、当座比率は下がってるね。先述の現金減、うれない分譲土地建物が増えてるし。

 

と思ったら、そもそも流動比率自体そこそこ低い。

短期の借金を、流動資産(比較的すぐに現金化できる資産)で賄えてないよ。

この体質はコロナ前からなのかな。

 

・流動比率 37% → 35%

 

流動負債に1年以内に償還する長期借入金と社債が入っていたので、これは継続できるとして控除してもせいぜい45%に上がるくらい。

短期の借金の半分は、「すぐに返せない」

この数字だけ見ると、自転車操業と言われても仕方ない面がありそう。

 

僕が見たかったのは剰余金の変化で、それ以外のところに問題があるとは思っていなかったからちょっとショックかな。

じゃあいよいよ剰余金見てみよう。

 

剰余金(利益剰余金)は、単純に言えば、「今まで稼いできた利益の積み増し分」。

操業100年を超え、盤石な路線網で着実に利益を出してきた鉄道会社だからこそ強い部分で、逆に言うとここが枯渇すればもう悠長なことは言ってられなくなる。

 

ちなみに、経営危機が噂されているANAは去年の3月時点で550,839百万円あったのが 今は240,150百万円と半減してる。

この状態があと10か月も続けばこの剰余金もなくなるから、本当にお金が無くなる。東武はどうかな?

 

・利益剰余金 256,511→228,919

 

さすがにANAの「半減」ほど酷くはなかった。でも、確かに減っている。9か月で1割減。ちなみに創業百ン年の間にためてきたお金が、たった9か月で1割減ですよ。このままの流れとすると、単純に見ればあと「90か月はもつ」ので、ANAのような目に見えた危機にはすぐになりそうにない。

 

ただ、最初の不動産の不調はちょっと想定外だった。とすると売上にも影響が出てくるわけで、それを考えれば「90か月はもつ」というのは楽観的すぎるかもしれない。

 

最後に、みんな大好き通信簿。企業の通信簿たる損益計算書から四半期包括利益だけ見ておきましょう。いくら儲けたのかな?

 

・四半期包括利益 32,464→-18,905

 

189億円の赤字ですね。

企業の危機ではないにしろ、この赤字を放置するわけにもいかないでしょうから、何等かの対策は考えているでしょう。

しかしこの額は、本業である鉄道事業になんらかのテコ入れをしないと克服はできそうにないですね。

 

以上、東武鉄道の決算状況報告でした。