ダーウィンで沖縄の真実を話してしまった | 日本は世界を平和にします

日本は世界を平和にします

オーストラリアに移住してから日本がとんでもなくいい国だと言うことに気が付きました。
世界を平和にするのは日本ですよ、間違いない。
でもそのためにはまず日本が元気にならなくっちゃね。
ダーウィンから応援しています。

ダーウィンにある野外映画館に「The coming war on China」という映画を見に行ってきました。和訳したら「中国の戦争の前触れ」、とでもいうべきタイトルです。それにこの映画館の隣に中国企業ランドブリッジが巨大高級ホテルを建てるという計画がもちあがり、映画館存亡の危機に一時期陥りましたので、反中国の映画なのかな?と思ったのですが

ちがいました、、、、全く反対、アンチアメリカ反米映画でした。

 

 

 

The war coming on China ←こちらで予告編が見られます

 

冒頭から、ビキニ諸島の原爆実験から始まり、そこに暮す現地の方々の苦難についてかなりの時間が割かれました。それから、沖縄、韓国、などの米軍によって苦しめられている人々の姿を描き、最後には迫害にも負けず強く生きる地元の女性たちの笑顔、笑顔、笑顔というわかりやすい演出。

 

一言でまとめれば、中国が軍事大国化しているとニュースでは言っているが、実際には軍事力拡大しているのはアメリカで、中国は悪者に仕立て上げられた被害者である、というプロパガンダ映画だったのです。

 

このメッセージを2時間にわたり映像を使って視覚に訴えましたら、皆さんころっと騙されます。映画が終わった後には「そうよね、悪いのはアメリカよね~!」という雰囲気になっていました。

 

これは不味いと思いながら、そのあとパネルディスカッションがに参加しましたよ。私は「一言」言う気満々で前のほうに陣取って。パネラーは地元の新聞NTニュースから記者二人、それから学者さん(?)のよう。

 

ディスカッションが始まると「悪いのはアメリカ、中国かわいそう」説を強化しようとしたようですが、そうはさせませんでしたよ。手を上げて「私は日本人だが、日本人の目から見てこの映画が事実と違うところがある。沖縄で反基地活動をしているのは日本人ではない、外国人が後ろについている。ネットのおかげで基地に反対グループでは中国語やハングルが見られることが分かっている」と言ったら、会場がざわつきました。

 

その後、ダーウィン港99年租借のことを持ち出して、沖縄とダーウィンが同じ状況であることを指摘したら、パネラーの皆さんが食いついてきて、みんなでダーウィン港の話になりましたよ。なんと、記者さん(記者A)はダーウィン港リースについて追っているらしく、面白い話も聞けました。信じられないことに「ダーウィン港リースしても大丈夫」というゴーサインを出した豪軍担当者の名前を調べてもわからないのだそうです。ジョンなんとかさん、としか判明していないとか、ジョンなんてオージー男性の20人に一人いそうなくらい一般的な名前、何のヒントにもならない。それよりなにより、オーストラリア人はこんな国家の一大事を決定するのににいくら何でもカジュアルすぎるだろう、、、、と驚きです。

 

さてそんなやり取りをしていたら、だんだんともう一人の記者Bは、中国寄りな発言が目立ってきてついには私と一対一のバトルになってきました。

 

私「中国企業ランドブリッジには武装部があるじゃないか。そんな会社にリースをしていいのか?」

 

記者「ミリタリー部門なんてない、それはなんたらかんたらで、これこれこうで~」(よく意味が分からなかった事をぐだぐだ)

 

私「いや武装部はある。私は中国の漢字を読めるから、実際に見た。

 

こんな感じで突っ込んでいったら他の人の質問も中国寄りB記者に集中していきましたら、何故かランドブリッジを必死に擁護し始めました。

 

 

「そんなことを言うけれど、ランドブリッジはこれ以上ダーウィンに投資することはないと思う。パナマ運河に投資を○○だけしているので、あちらに移るはず」と。、なんでそんなことを得意げに言うのか?お前はランドブリッジの広報か?と言いう感じです、きっと聴衆も同じ気持ちだったことでしょう。

 

そしてこの話とても不味いですよ。NT政府が港を中国企業にリースしたのかは、今後港の機能を強化しするための投資目的です。ダーウィン港リースしただけで投資されないのなら、恐ろしい話です。

 
このディスカッションの後には、映画が終わった直後の雰囲気とは全然違ったものになったと思います。少なくとも数十人のオーストラリア人が「中国は善良な国~、アメリカは信用するな!」というプロパガンダに洗脳されるのを防ぐことができたと自負しております。

 

 

その後記者A,Bさんへ名前をお伺いに行きましたよ。私が日本の状況を話し心配していると言ったら、物凄ーくおかしな返事がきました。

記者B「そんな陰謀論を信じているんだったら、メルボルンにいる何万人という学生たちが武装蜂起したらどうなるかのほうが心配だよね! 」と得意げに(というか嬉しそうに)言い放ちました。この人オージーのくせに何言ってるんでしょうね。。。

 

そんな非現実的な陰謀論を”したり顔”で話すを見て、怪しい、、、と思い、家に帰ってその人の書いた記事を探してみたら、驚くことが。

地元日系企業(INPEX, JKC, Kawasaki)のバッシング記事はほとんどその人が書いているじゃありませんか、、、、ほぉーーーーつながりました。

 

大事な所なので繰り返しますよ。
 

まるで中国応援団!の地元記者が、日系企業をバッシングです。

 

 

 

さてさて、これは2か月ほど前の話なのです。なぜこのことを書く気になったのかというと、参議院議員の和田政宗氏の記事を読んだからです。

 

 

↑面白いですよ。今頃基地反対グループの方々は、沖縄の文化、お祭り日程なんかを勉強しているのではないでしょうか?しかし方言を習得することは長年住んでいても難しいですから、付け焼刃では無理なのではないでしょうかね。

 

私がオーストラリア人の衆人環視のもと、日本人として「事実と違う」と声を上げる気になったのは、沖縄の 我那覇真子 さんが、国連で堂々と真実を話してくれたり、参議院議員の和田政宗氏が行動して、それを発信してくれているからです。ですので、私の行動も、他の人の刺激になるのではないかと思い、積極的に発信していこうと思っております。

 

皆さんも声を上げていきましょう。とりわけオーストラリアの皆さん!私はメディアにも政治家にも発言していっていますが、無事ですよ。たまに嵌められて苦境に陥ることもありますが、更にパワーアップしてというか、というかむしろ糧にして発言力を増していっています。

 

 

 

最後に、、、私は米軍の沖縄駐留もダーウィン駐留を手放しで喜んでいるわけではありません。しかし日本もオーストラリアも十分な軍事力を持っていないから、現実的には米軍が必要。ということで現段階では仲よくやっていきたいと思っています。

 

 

 

 

それではいつも読んでくださってありがとうございます。