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カテゴリ:日常ネタ
三重県内を中心としてバス事業を行う三重交通(通称・三交バス)は、来年3月下旬よりICカード「emica」のサービスを開始すると発表しました。
導入路線は三重交通、ならびに関連会社で同じくバス事業を行う三交伊勢志摩交通(伊勢市近辺の路線バス)、三重急行自動車(南紀特急バス)、八風バス(桑名市近郊の路線バス)の路線で行われます。ただし、関東・関西方面への高速バス、各市町のコミュニティバス(一部使用可となるコミュニティバスもある模様)では利用できません。(以下、導入路線をまとめて「三重交通バス」と表記します。) なおこの「emica」には、再来年春より通勤・通学定期券の機能に対応することも発表されています。現行のバスカードについては、発売を終了する方針ですが、当面は利用できるとのことです。 ちなみに現行のバスカードについてはプレミアが付いており(3,000円で3,300円分利用可能)、その分をICカードでどのようにするのか(岐阜バスの「ayuca」のようなポイント制か、地鉄バスの「ecomyca」のような一律値引きか等いろいろな方法があるかと思いますが)、詳細は後日発表とのことです。 しかし今回、評価できる点として、全国交通系ICカード(PiTaPaを含む)が三重交通バスでも利用できるようになることです。 現在三重県内の鉄道では近鉄が県内全路線全駅で、JRも関西本線の四日市以北で全国交通系ICカードが利用できます。三重交通バスに乗り継ぐ場合、それこそ1枚で可能になるので大きなメリットです。(ただし前述の通り、三重交通バスをIC定期券で利用する場合は「emica」が鉄道会社のIC定期券などとは別に必要になるものと思われます。) おそらく、三重県内では観光客のICカード需要もあり(例えばなばなの里、伊勢神宮内宮やおかげ横丁、あるいは志摩スペイン村などへは三重交通バス利用が常道)、大規模イベントにおいても同様のICカード需要がある(例えば鈴鹿サーキットでのF1グランプリ、三重県営サンアリーナでのコンサート等)ことも考慮されたのではないでしょうか。従来の券売機や車内での現金支払いよりスムーズになるメリットも無視できません。 当然のことながら、このサービスはいわゆる片利用です。「emica」では三重交通バス以外の電車・バスにおいては利用できません。この点では新潟交通の「りゅーと」などに類似する仕組みでしょう。 来春からの導入に期待したいところです。 ランキングへお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.11.26 15:31:07
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