Ｗｏｏｄｓｔｏｃｋ１１３系・創作館

運転再開などの情報が入りましたので更新します。

　今回の台風２１号により運休となっている区間は以下の通りです。
　ＪＲ関西本線：亀山～柘植間。加太（かぶと）～柘植（つげ）間で発生した線路脇の土砂崩落と斜面亀裂による。
　南海高野線・鋼索線：高野下～極楽橋～高野山間。上古沢駅付近の路盤流出による。

　なおこれ以外の路線はおおむね復旧していますが、近鉄生駒線では竜田川～勢野北口間で徐行を行うため、また南海本線の樽井～尾崎間で単線運転を行うため、かかる路線区では特別ダイヤでの運行となっています。

　東日本大震災以外の理由で運休している路線は以下の通りです。
　ＪＲ根室本線：東鹿越～新得間。２０１６年の台風１０号により複数箇所で橋梁や路盤が流出するなど複数箇所で大きな被害が出ているため。復旧に１０．５億円と１年以上が必要とされ、またこの区間は、ＪＲ北海道単独で維持困難な路線区とされていることから、復旧には存続が前提となります。
　ＪＲ日高本線：鵡川（むかわ）～様似間。厚賀（あつが）～大狩部（おおかりべ）間で２０１５年１月に、豊郷～清畠間で２０１５年９月に発生した高波による盛土流出、ならびに２０１６年の台風１０号による橋梁流出などによる。復旧工事に最低でも１３９億円と試算されており、ＪＲ北海道から正式にバス転換の提案があり、存続には厳しい状況が続いています。
　ＪＲ只見線：会津川口～只見間。上下分離方式による復旧・運転再開が正式に決定しました。２０２１年度中の運転再開を目指しているとのことで、現在流出した橋梁の撤去作業などに取りかかっています。
　ＪＲ日豊本線：臼杵～佐伯間。２０１７年９月の台風１８号により、土砂流入などが多数の箇所で発生したため。今年１２月下旬にも運転再開予定。
　ＪＲ久大本線：光岡（てるおか）～日田間。２０１７年７月の九州北部豪雨による花月川橋梁流出のため。２０１８年７月頃をめどに復旧予定。
　ＪＲ日田彦山線：添田～夜明（～日田）間。２０１７年７月の九州北部豪雨による。広範囲で相当の被害を受けているため、復旧にかなりの時間と費用がかかる見込みであり、ＪＲ九州単独での復旧は困難とされています。
　ＪＲ豊肥本線：肥後大津～阿蘇間。２０１６年４月の熊本・大分地震による。このうち立野～赤水間では大規模な土砂災害が発生しており、早期復旧は困難な模様。
　南阿蘇鉄道：立野～中松間。２０１６年４月の熊本・大分地震による。中でも立野～長陽間は立野付近での大規模な土砂災害のため、早期復旧は困難な模様。なお復旧には全区間で６５～７０億円かかり、工期も最長５年と試算されていますが、現在国からの財政的な支援についての検討がなされていると報道されています。

　２０１１年３月の東日本大震災で不通なのは以下の通りです。
　ＪＲ常磐線：富岡～浪江間。２０１９年度末までに運転再開予定。
　ＪＲ気仙沼線：柳津～気仙沼間。ＢＲＴでの仮復旧をしていますが、ＪＲからのＢＲＴでの本復旧の提案を地元自治体が受け入れたため、事実上この方針が決定しています。
　ＪＲ大船渡線：気仙沼～盛間。ＢＲＴでの仮復旧をしています。気仙沼線同様、ＪＲからのＢＲＴでの本復旧の提案を地元自治体が受け入れたため、こちらもこの方針が事実上決まっています。
　ＪＲ山田線：宮古～釜石間。現在本格工事に着手、２０１９年３月頃の再開を目指す予定。進捗状況がＪＲ東日本盛岡支社よりホームページを通して随時公表されています。

　なおＪＲ山田線の上米内～川内間は運転を再開しました。
　そして長崎電気軌道では、昨年発生した脱線事故の影響により、公会堂前～蛍茶屋間が３系統については運休となっています。運転再開は今年１１月下旬頃の予定です。
　また久大本線の一部不通により、特急「ゆふいんの森」は博多から小倉回りで日田までの運行、特急「ゆふ」は別府または大分～日田間の運行となっています。
　さらに日豊本線の一部不通により、特急「にちりん」「にちりんシーガイア」「ソニック」は大分～佐伯～延岡間で全列車運休（延岡～佐伯間には日中に臨時快速３往復運転）となっています。

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