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カテゴリ:旅のストーリー
宇治山田ではまず、上りの大阪難波行き特急しまかぜを撮影します。そのあと16:49発大阪上本町行き急行に乗車します。この急行はどうやら、先ほど乗車した急行が五十鈴川で終点となり、そこで折り返してこの急行に運用されているようです。
松阪で降り、ここからはJR名松線に乗り換えます。17:18発伊勢奥津行きに乗車します。キハ11系300番台1両での運転です。乗客はいかに帰宅ラッシュの時間とはいえ少ないですが、まったく皆無というわけではなく、10名弱でしょうか。そして定刻に松阪を発車しました。松阪では接続のこともありますが、しばらくは紀勢本線と同じ線路を走るため、紀勢本線の下り列車の到着を待ってからの発車です。 そして一志まで乗車します。途中の駅では乗降がありませんでしたが、ここでは私のほかにも下車する乗客がいました。そしてこれにより、JR名松線には2002年に初めて乗って以来、全線でつごう2往復乗車したことになります。 再び徒歩5分弱で近鉄の川合高岡駅へ向かいます。ここから17:49発名張行き普通に乗車します。車掌乗務の2両編成ですがラッシュ時ゆえに乗客が多く、またこの川合高岡で下車する乗客も多かったです。この列車で次の伊勢石橋まで。 伊勢石橋で下車しますが、ここで下車する乗客は数えるほどでした。もっともこの駅付近に民家はありますが、主要道路から離れていることもあり、周囲には店舗もあまりありません。ただ、歴史的に言えば昔は中勢鉄道(津の岩田橋から久居を経由し、現在の近鉄伊勢石橋駅から東へ300m程行った所に駅があり、終点は名松線の伊勢川口。)の駅と徒歩連絡していたこともありますが・・・。 続いて18:28発青山町行き普通で大三まで。ここで降車する乗客が目立ちます。もっともこの駅は主要道路が近くを通っており、コンビニも国道を渡って徒歩3分程度の場所にあります。その国道はというと165号線で、東は久居インターチェンジやJR高茶屋駅方面から続いており、西はというと青山、名張、榛原、桜井、橿原・・・と伸びています。この大三付近から河内国分付近までは近鉄大阪線と近づいたり離れたりしながらも、ほぼ並行しています。 さらに大三から18:56発青山町行き普通に乗車します。途中、東青山で特急列車2本通過待ちをします。そしていよいよ、西青山まで乗車します。 この西青山は高架にホームがあり、相対式ホームです。そして階段で地上の改札口へ行きますが、トイレもあります。ただし、ICカード読み取り機がある他は自動券売機もなく、ましてや自動改札機や自動精算機もありません。 それもそのはず、周囲には本当に何もありません。近鉄の駅では、以前乗降したことのある生駒ケーブルの霞ヶ丘(周囲にあるのは登山道と)と並んで、まさに秘境駅と言われています。ここで乗降する乗客といえばハイキング客か、近鉄大阪線が単線時代だったころの旧西青山駅近くにある乗馬クラブへの送迎バス利用客か・・・はたまた私のような秘境駅訪問をする乗客ぐらい、というところでしょう。事実、1日の乗降客数が1人という記録もあるぐらいの駅です。ただし、新青山トンネルがあって非常時の対応などに必要なこともあり、この駅は廃止はできないでしょう。 それにしてもこの駅は近くに国道165号線(前述の大三駅前の国道)が走っており、前述したとおり都市と都市を結ぶ性格上、交通量も相応に多く自動車の音もよく聞こえます。また近くを川が流れており、その音もします。それでも、このコンクリートの高架の無機質な雰囲気のせいもあるのでしょうか、いくら照明で明るくとも、夜間の西青山は一種の不気味さすらも感じます(志摩線でも暗闇のなか無人駅訪問をしたことがありますが、あまり不気味にも感じませんでした。)。今度来るときは日中にしようと思います。 というわけで折り返し19:34発伊勢中川行き普通に乗車します。なおこの駅は列車の接近放送がありますが、停車列車も通過列車も同じメロディになっています。この普通列車も東青山で特急列車の通過待ちをします。そしてこのまま順調に伊勢中川まで。これにて、近鉄大阪線の全駅には、何らかの仕方で最低1度は乗降したという記録が付きました。 さらに伊勢中川で折り返し、20:20発青山町行き普通に乗車します。今度は乗客が多く、席が埋まるほどですが・・・。それでも川合高岡や大三でまとまって下車していくため、このあとはゆとりができます。そして途中、やはり東青山で特急列車の通過待ちをします。そして青山町まで、ここで20:56発当駅始発大阪上本町行き急行に乗車します。4両編成です。そして次の伊賀神戸まで。 伊賀神戸では折り返し21:22発五十鈴川行き快速急行に乗車します。8両編成ですが、次の青山町で後ろ2両を切り離します。そして伊勢中川では名古屋発当駅止まりの急行の連絡を受けるため、乗客が増えますが、松阪でまとまって下車していきます。そして地元の最寄り駅まで乗車して、この週末フリーパスを利用した3日間の行程を全て終えます。 こうして今回の週末フリーパスの使用は終了しました。このきっぷの前身の「近鉄遊レールパス」(2004年まで発売。こちらは曜日にかかわらず、任意の連続した3日間近鉄電車乗り放題。)を含めれば、1999年以来何らかの形で毎年使い続けているきっぷで、今年も満足のうちに使うことができました。 それにしてもこの3日間、きんてつ鉄道まつりに始まり、各駅訪問も行ったりと、本当に充実したお出かけプランでした。来年もまたこのようなプランを楽しみたいところです。 ランキングへお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.17 14:49:49
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