乾燥の違い! 高温と低温 | 薪ストーブのある暮らしリアル設置現場ブログ|(有)野口木材店

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山陰(島根・鳥取・大山・米子・松江・出雲・出雲・大田他)を中心に薪ストーブのある暮らし提案・施工・メンテをしている(有)野口木材店代表の公式ブログです。現場のリアルな設置事例~木材のあれこれなど公開中 自社ショールームも予約対応にて体感頂いています(^^♪

さて問題です。

鉋屑(かんなくず)をみて 右と左でどちらが

高温乾燥か低温乾燥か (茶色・白色)わかりますか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え=右 低温乾燥(60°まで)

    左 高温乾燥(90°位)

 

出来た製品がこちら!

左が低温乾燥(自然乾燥)

 

右が高温乾燥

 

色の違いが分かりますか??

 

高温だとしっかり含水率は20%を下げてでる

が 内部割れと色の悪さが一目瞭然

 

低温乾燥は時間が掛かるのと含水率は20~25%を示すが

色が綺麗  かつ 内部割れが少ない点で

建築 長持ちの点では低温乾燥が勝る

 

が昨今の建築業界では 綺麗さ 長持ちより

とにかく 含水率とか ヤング係数の数値が好まれる

木の国の日本 木の見る目が大きく変わってきた

これは国の基準値による事で仕方ない部分もあるが

ここ島根で数字で決められない自然素材を理解して頂くと

もっと 地域力 人間力 チームワーク力がもっと向上する

最近 この部分の議論をよくする事がある。

 

ちょっと面倒だがしっかり勉強して行きたいです!!