世界のどこかに嘘つきばかりが住んでいる嘘つき国があるんです。
ある日、嘘つき国を探す探検隊が嘘つき国に着いたんです。
探検隊は、そこの人に「ここは嘘つき国ですか?」と聞きました。
でも、そこの人は嘘つきだから「ちがうよ」って....
だから、今でも嘘つき国がどこにあるか分からない。
ある嘘つき男が嘘つき国の伝説を聞きました。
「俺も嘘つきだから、俺がそこに住めば、そこが嘘つき国になる」
と考え、嘘つき国に移り住みました。
ある日、嘘つき国を探す探検隊がその国に着いたんです。
探検隊は、その嘘つき男に「ここは嘘つき国ですか?」と聞きました。
嘘つき男は大喜びで「そうさ! ここが嘘つき国さ!」と答えました。
すると探検隊は
「この嘘つきめ! ここが嘘つき国なら、ちがうと答えるはずだ!」って....
だから、今でも嘘つき国がどこにあるか分からない。