最も店舗数の多いカフェチェーン、ドトールコーヒー。
既存店売上が伸び悩む中、分煙などの改装を実施中だ。
2014年度も去年と同じ200店ほど行うという。これで全体の7割近くの改装が終わるという。
これからポイントになるのは、リピーターの囲い込みや新規の取り込みだ。

同社が展開するエクセルシオールカフェの立て直しも急務だ、単価の引き上げとメニューの確立がポイントになるだろう。今の客単価は450円ほどであり、スターバックスに見劣りしている。
フルサービス業態の星乃珈琲は地域を拡大し展開中。スターバックスなどに比べて、年齢層が高いことが特徴であるが、単価が高い。今期は35店の出店を計画しており、今後もそのペースでいくという。
コンビニの客単価は580円、スターバックスで530円程となっているが、星乃珈琲が何処まで高めていけるか、それは接客が重要になってくるだろう。
単にオススメ商品を連呼するのでは無く、常連客一人一人の注文や好みの座る位置を覚えておくことだ。
スターバックスでは新商品が出ると、似たような商品を頼んだ人へ試食を出すなど、従業員の裁量に応じたサービスを仕掛けている。

既存店売上ではスターバックスが108%に対し、ドトールでは半年間前年比割れに甘んじている。
ドトールコーヒーの反撃に期待したい。