夢を叶えてくれる選手達 | 医療とバレーボールとアメリカ留学記

医療とバレーボールとアメリカ留学記

2016年5月9日からアメリカオハイオ州のオハイオ州立大学に留学することとなりました。日本では埼玉の大学病院でリウマチ膠原病内科医をしていました。冨永こよみ選手を中心に上尾メディックスを応援しております。これからは基本的には留学中の日記が主となります。

今から2年前の2月。

私は初めて妻をバレーボール観戦に連れて行った。

場所はとどろきアリーナ。

私にとってもまだ当時は全然観戦慣れしていなかったので、本当に夢空間のようだった。

あの時は、私が当時大好きだった吉澤智恵さんが大活躍し勝利者インタビューに選ばれ、狩野選手が初の一セットフルに出場し悪戦苦闘しながらも頑張っていた姿が観られるなど、私の中でも本当に見所満載の試合でした。

一方、妻の目線はテレビで観て大ファンになったイエリズ・バシャ選手ただ一点に集中していた。

試合後、突然妻が出待ちをしたいと言い出した。

私は当時、出待ちというのがどういうものかサッパリ分からず、どこに行けばいいのかも分からなかったのですが、物理的に体育館のどこかから出てくるはずなので、体育館の周りを探した。

そうしたら程なくして人集りと久光とNECのバスを発見。

生の選手を近くで見ることが出来るなんて夢にも思っていなかったからもう私も大興奮。

そして憧れの狩野選手が近くに来た時はあまりのオーラに吹き飛ばされそうになった。

もう放心状態の中、妻はしっかり石井選手からサインをもらっていた。

うーむ、やっぱりこういう時に女は得だなと。私なんかが近づいたらきっと警戒されるんじゃないかとあの時は思った。

まあそれはともかくとして。

その後、試合後にNECのイベントが行われていたなんて当時全く知らなかった私達は凍える寒さの中でNECの選手を待ち続けた。

妻の目的はもちろんイエリズ選手だった。

そして、イエリズ選手が現れたのですが、人集りが多く近づくことが出来ずに行ってしまった。

まだあの時は選手と私達の距離はあまりにも遠かった。

でも、妻は近くで見れたからそれでいいと言っていた。

それだけでも、私達にとっては一生の思い出だった。


そして船橋で行われたその年のセミファイナル。

今度は綿密に計画し、試合後の出待ちで妻はついにプレゼントを渡しサインをもらうことに成功した。

これからもまたイエリズ選手に会えると信じていた。

しかし、黒鷲旗が終わった後、イエリズ選手は韓国のチームに移籍した。

妻は凄くショックを受けていた。

私は韓国のリーグを観戦する方法など色んな人に聞いてみた。

ある程度目処が経ち、韓国旅行も兼ねてイエリズ選手に会いに行こうと計画を立てたのだが、結局はそのチャンスも逸してしまった。

そして、奇跡が起きた。

NEC復帰。

まさに念願だった。

早速開幕戦の試合後に出待ちでイエリズ選手に大声で呼び寄せた。

そしたら大喜びで私達のもとに近づいてきた。

一昨年のセミファイナルのことは覚えていなかったが、純粋にその時イエリズ選手が嬉しそうだったのはよく分かった。

そして、妻が行くことが出来なかった皇后杯では先日記事に書いたように私がイエリズ選手に妻からのメッセージを伝えた。

もっとも、私の下手くそな英語がトルコ語に通訳されるという痛いオチはあったのだが(笑)。

そして、運命の一昨日の試合後、、、


申し訳ないですが、妻から誰にも言うなと言われているためここまでm(_ _)m

内容は言えませんが、イエリズ選手は妻の夢を叶えてくれました。

本当に感謝です。

そして私はイエリズ選手が妻にしてくれた一つ一つの行動を見て、ただの形式的な流れ作業のサービスではなく純粋な気持ちであったことは本当によく分かった。

イエリズ選手ほどの偉大な選手が本当に信じられないと思ったが、逆に言うならばだから偉大なのだと思います。

冨永選手もそう。

詳細は言えませんが、本当に私の夢を叶えていただいております。

夢を叶えてくれる選手達。本当に素晴らしいです。


私もどうしても診療が患者さんのために純粋な気持ちになりきれないことがあります。

でも、やはりそんな間は三流なんですよね。

反省せねばm(_ _)m

これからも患者さんを助けようという純粋な気持ちを持って診療しようと改めて思っています。

(本日はアメンバー限定記事はありません)



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