昨日、バレーボール全日本女子はイタリアから2セット取り、オリンピックの出場権を獲得したようです。
それに対してはとりあえずおめでとうございます、というのが適切かと思います。
しかし、残念ながらその試合は負けてしまいました。
全日本女子の目標は最低でもメダル、特に金メダルを取るために色々と試行錯誤を経てきたわけです。
実際に韓国やイタリアにも勝てなかっただけでなく、タイの試合もかなり敗戦濃厚な状況にまで追い詰められた状況であったようなので、現時点ではどうやら国民の目は厳しいようです。
そして、それは選手達が最も実感していること、いや、絶対にそうあるべきです。
ここで偉大なる先人達がこのオリンピック最終予選の後にどのような発言をしてきたかを思い返してもらいたいです。
これらはいずれもオリンピック出場を決めた試合に敗戦した年のことです。
一つが今から12年前に起こったバレーボールファンなら誰でも知っているこちら。
問題のシーンは47秒後です。
そして、今から4年前。この竹下さんの発言は本当に心に響きました。
こうして全日本女子バレーは強くなってきました。
選手にとっては求められるハードルが高くなり大変でしょうが、一流選手であれば高いレベルを目指すことが出来るというのは幸せなことであるはずです。
だから、我々はオリンピック出場はとりあえずよかったとしても、全てはオリンピックでどう結果を出すかであり、その中で4年前にロンドンで銅メダルを勝ち取った訳です。
その辺は国民は応援すべきでありつつも、あくまでここは最低ラインの通過点に過ぎないという目線は忘れるべきではないです。
聞いた話によると、試合の途中でオリンピック出場を決めるアナウンスをしたり、イタリアが勝ったにもかかわらず敗戦国である日本の監督インタビューを先にやったり、そしてそのインタビュアーもやたらハイテンションだったりしたようです。
これらのことに対しては私は非常に痛烈に批判します。
これらの行為は世界の恥であり、この大会ではオリンピックでメダルを獲るにあたり課題が多い状況にあり、これから気を引き締めていかないといけない選手達にも非常に失礼な行為です。
ましてや4年後に東京でオリンピックが行われる訳だし。
その後もこんな状況が続くようだったら私は日本に帰りたくないですよ、本当に。
とまあ最後は感情的にはなりましたが、最後のオランダ戦はこれらの先人達の言葉を胸に(多分その場に中田さんがいたら「てめーらこの野郎!」と言っていたことでしょう)戦ってもらいたいです。
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