天職を生きる人のための対話セラピスト 大野木睦子です。
　　 はじめてのかたへ（大野木睦子の自己紹介）


セラピストに限らず、
あらゆる対人援助職「あるある」なのかもしれないけれど。

クライアントさんが涙を流すと、
「いいセッションだった」「効果があった」
という…。


私は、ずっとどこかで
それに違和感を持っていました。








お話を始めようとして、
いきなり涙になる方も少なくありません。

お話の途中で、突然あふれてくる涙に
びっくりされる方もいらっしゃいます。


大声で泣きじゃくる方。

静かにハラハラと涙を落とされる方。

そっと、涙をぬぐわれる方。


ティッシュの山を築かれる方もいれば、
１枚のティッシュをずっと
にぎりしめたままの方もいらっしゃいます。


たくさんのクライアントさんの涙を見てきました。








涙のあと、

「笑い」が起きることも、
よくあります。


楽しくて笑う「笑い」ではなく、

あ～、も～～～！！
なにやってたんだか！

バカバカしくて、
ちょぴり哀しくて、

もう笑うしかない。


人間という存在のおかしさ。
それに気づいたときの「笑い」…


そんな「笑い」が起こるセッションが、
私の目指すものかもしれません。


な～んだ、これでよかったじゃん！
何を頑張ってたんだろうねぇ…









傷を癒すこと。
癒すための癒しからは卒業して、

本来の自分を思い出す。


そして、

この自分で生きていく。


生きる力を取り戻して欲しいのです。








そしてときに、

そのむこう。


ただ、

「笑い」だけが

起きることがあります。


言葉も失い、
「？？？」とどこかで感じつつも、

ただ
涙を流しながら、

笑う。


それまでの涙とは、
まったく違う涙。

それまでの笑いとは、
まったく違う笑い。



そして、

その「泣き笑い」が静まっていったあと、

深い深い静寂がやってきます。


ただ、

そこにあることの歓びだけが
存在する空間が

やってきます。








私の意図など
なんの役にも立たない。


ただ起きることだけが起きる。


その瞬間に立ち会えることは、

私にとって、
ごほうびのようなもの。

いのちのよろこびです



傷を癒すだけの「癒し」から、
卒業したい方におすすめしています。

その先へいきましょう。

自分自身と恋に落ちる『対話セッション』