南フランスの毎日

 南フランスの毎日

南フランスの 小さな村で
築300年の 
昔ワインの樽造りをしていた 
大きな石造りの家を 
フランス人相棒がリフォームして 
オーベルジュを始めました
南仏の四季と日々の暮らし フランス語奮闘記録のブログです

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我が フランス人相棒が
去年8月に 逝って以来

彼の仕事だった
イギリス人の お隣さん家の
別荘の管理を 私が引き継いでいて

植木の水やり プールの管理
水回り水道管の 故障等が無いか
週に一度は 見回りに行くのですが

去年の秋の始まり頃

相棒が亡くなって数ヶ月が過ぎ
私は未だ 結構 疲れていたものの

頑張って 自分の日常のリズムを
取り戻そうとしていた時期の事です


秋の日差しが 気持ち良かった 
ある日の 昼下がり

お隣さんの 家のへ行き 
ドアを 開けると

誰もいないはず の家の中から、、、

男数人の笑い声が 聞こえて来たのでした
変だな? と思っていると

赤ワインの 入ったグラスを片手に
酔っぱらった様子の  東ヨーロッパ人風の男が

赤らめたホッペに ニッコリ笑みを浮かべて
私の目の前に現れ ご機嫌な調子で

「マダム! コーヒでも一緒に飲みませんか?」
と 話しかけて 来たではありませんか


無人はずの この家に 
どうして この酔っぱらった男がいる訳?

怪しい!! オカしい!!!

と私は思いました

私が知ってる ヨーロッパの人々は
見て 酔っぱらってると 解る程 
お酒を飲むことは ほぼありません
 
しかも 昼間から、、、

男は「この家のウイリアムと 僕とは友達で 
僕達は 暫くココに 滞在するんだけど
マダムはどうして この家の鍵を 持っているのかな?」

と 言ってきました、、、
が 不可解でした、、、

だって

普段 このお隣さんの家に 
誰か 来る時には 私に事前に連絡があり
諸々の手配を 恃まれるのですが

何も 聞いていません


人種差別では ないのですが
お隣さんのは とっても気さくな 良い方です
でも アッパーミドルクラスのイギリス人で
(日本で言えば富裕層といえるでしょう)

私は長年の お付き合いで 

お隣さんの 家族とも 
沢山の知人の方達とも 面識が有りましたが
今まで 紹介された人たちとは 

彼らは 全然雰囲気が 違いました
本当に この人達 友達?知りあいなの? 

と思いました 

彼らと 少し話してみると、、、

やはり 東ヨーロッパの
セルビアという国から 来たという事でした

中古車のディーリングをしに
はるばる フランス南西部の
この小さな村まで 来たんだそうです



そして
この 酔っぱらいは
この 家の 掃除をしている
ニコルの 娘の旦那だというのですが

にしても
この家の主ウイリアムと
友達だという話は、、、 

ヤッパリおかしいと思いました 

なので 
私は家に帰って 
速攻で ロンドン郊外に住む 

お隣さんに 電話して
事の次第を 話してみました

すると、、彼は

「掃除婦のニコルから 娘を2、3日家に
滞在さて 欲しいと 言われてはいるけど

男数人とは聞いてない 何?
セルビア人?、、、、、、変だなぁ」

と やっぱり 妙な話の様でした

「ニコルに電話して聞いてみよう 何か有ったら連絡するから」
と 言われたのですが

それきり  
お隣さんからは 
何の連絡もありませんでした

結局 この男達は3週間
この家に 滞在していたのでしたが


そして 私は どうなのかな~
と思いながらも

この家の主が 何も言わないのなら 

私がとやかく言う必要も
無いだろう、、、と 
不審に思いながらも
何もせずでした

そらから数回
家を見回りに行った時

この男達と 話をするうちに
良い人たちじゃないか、、、
と 思えて来ました

彼らは 私が思ったより
以外にも 清潔好きで 心優しくて

家を 綺麗に使ってくれていましたし

私が苦労していた プール管理 
重い物の移動等を 見かねて
快く手伝って くれたりもしました

中古車の販売の 外回りにも
真面目に 出かけてもいるようでした

なので

当初 私が彼らに 抱いた 
警戒心は 薄くなっていました

そして 
彼らに ある時 
私が 宿をやっている事を 話したのですが

丁度その頃 彼らは この家を 
数日したら 出なければ ならなくなり

落ち着き先を 
探していた という事だったので

怖い気持ちも 
少しは有ったのですが、、、

結局 

3人の男達に 私は 
部屋を見せる 約束をしていたのでした


                          つづく


おまけの話
フランス流中古車の売買方法


このセルビア人男3人組中古車の
ディーラーといえばディラーなんですが

どうやって車を売っていたかというと

こんな風に 車に貼紙をして

AV (A VENDRE売るの略)
連絡先 値段 走行距離など諸条件を書き








人目につく街角の色々な所に車を駐車しておく
というものでした

フランスでは ポピュラーな方法で
結構街のあちこちで貼紙付きの
売り中古車を見かけます
普通の人も この方法で売るみたいです

ちなみに この3人男は
状態の良い 黒い窓ガラスの 
ブルーグレーのアウディと(かなり怪しい雰囲気の車)

ピカピカに磨いた 
黒白のミニクーパを売っていました

個人的に この方法で売ってる中古車は
絶対買わないです(もっとも免許持ってませんけど)

只でさえ 中古車は
故障等のトラブルが多いと思うので、、



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