王冠観光旅行社で女性限定の25日間ヨーロッパツアーが企画されました。
海外旅行が珍しい時代で長期にも関わらず30名も集まりました。
ローズ・ツアーは添乗員の男性ひとりと講師の女性を含め総勢32名となり、
職業も年齢もバラバラで先の思いやられる出発となりました。
乗り継ぎのアンカレッジで早くもトラブルが発生するも何とか間に合って出発、
最初の観光地コペンハーゲンでも怪事件に遭遇します。
女性特有の虚栄心と嫉妬が現われてきます。
部屋割りのクレーム処理など添乗員は苦労の多い大変な仕事となりました。
そしてついにスコットランドのレブン湖畔で事件が起きてしまいます。
確執のあった同室の女性2人が次々と遺体で発見されます。
事件で足止めをくった一行はスイスのユングフラウヨッホに移動観光しますが
本社から重役が到着し警察や新聞記者と共に全員事情を聞かれることになります。
松本清張さんの長編ミステリー小説「黒の回廊」ですが、
これは今から何十年も前に研修で読むように勧められて読みました。
添乗員は大変だと思いながら読んだこと、タイトルもしっかり覚えてるのに
内容は記憶と全く違ってるのが自分の中でミステリーでした。
殺人事件の謎解きは別にして、
デンマーク、ロンドン、スコットランドの湖やスイスアルプスの山々など
想像の中で美しい風景を旅しながら涼しい夜を過ごしてます。
本日、当地も梅雨明けしましたが暑い夏の夜はこんな涼み方もあります。
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