シャボン玉の詩

前へ前へと進んできたつもりでしたが、
今では過去の思い出に浸る時間も大切にしなければ、
と思っています。

勝負手

2017-11-11 09:13:51 | Weblog
決して大袈裟に言うつもりはないが、今日のゴルフプレーは勝負手みたいなものだ。
この胃痛がより悪化すればその時はその時、もしも良くなれば大いに結構。
半ばやけくその決断である。
2度目のこの胃潰瘍は今までの数多い病気の中でもダメ押し的に感じる。 
色々の病気を持ち、ただでさえ食には神経を使っているのに未だこの上に配慮が必要とは。
この頃少々疲れを感じてきているのである。
歳食えば忍耐力や闘病力を失ってくるのであろうか。
静かにリラックスして病気に対峙することが極めて大切なことは分っている。
然し我慢にも限度というものがあろう。
食事を取るのも恐る恐るで、尚カロリーや蛋白を計算しながら消化の良いものを探す。
それでもすぐに胃の調子を壊し、お粥や飴湯に切り替えるときも多い。
この頃食の楽しみは徐々に失せて、生きるための薬が如く味気ない方向に傾いている。
それでも味覚という微かな喜びを求めてソフトクリームなどを時に舐めてみる。
癒しのひと時である。

ところが今度の胃潰瘍にはほとほと呆れ果てた。
この10年間腎不全で暴飲暴食はおろか、酒やたばこも一切やらず、節制の毎日。
生活習慣は完璧、それなのに何故?と思う。
今やソフトクリームさえも冷たいからという理由で止めている。
食べたいものはあってもままならないところが悔しい。
医師の処方する薬に頼るしかないのであるが、結局また薬が増えた。
1日14種類、19錠の薬にプラス今度の薬である。
薬で体が壊れはしないかという心配も出てくる。
最小限のタンパクやカロリーを取らないと身体は急速に弱るだろう。

ストレスの塊は大きくなる一方である。
そして遂に昨日、堪忍袋の緒を切ってゴルフ場に向った。
ショートコースだからと言って馬鹿にしちゃいけないんだ。
カートが使えないから歩き放しで足痛く、1ホール毎に3分の休憩が必要になる。
約1時間半ひたすらにクラブを振り、ボールを追う。
ハアハア息切らしながら完走することだけを目標に何とか終わった。
胃痛は多少楽になり、腹は少し空いたかなと思うが実際には良くはなっていない。
この勝負手、不発には終わったようだが負けたわけではない。
いいじゃないですか、僅かでも気分変われば、と自問自答するが如何なものであろう。

どうもこうもあるものか、こうでもしなきゃやってられるかと開き直っている。

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