毎日重いコートを着ていると、軽やかな服が恋しくなります。
空気のように軽い服、中世のヨーロッパでも憧れだったようです。
「空気のステッチ」って、何のことかわかりますか?
レースのことなんです。
レースのようなものは古代エジプトにもありましたが、今のレースに繋がる歴史は、ヨーロッパ中世に始まったもの。
ベニスが起源だという説が有力のようです。
生地に刺繍を施すとき、生地の一部に穴を開けるカットワーク。
これがレースの始まりだとされています。
空気のステッチと呼ばれることもあったようです。
穴が空いてるんですものね。
日本ではよくレース編みと言いますが、レースは編むものとは限りません。
織ったり、組んだり、結んだりして作るものでもあります。
ヨーロッパでレースの種類といえば、まずニードルレースとボビンレースに大別されるのが普通です。