[ 〜則天武后〜歴史の裏側 ]
何時だって人は「表面」で見た事で物事を判断します。
次第にそれが一人に広がり、また一人に広がり「当たり前」になっていくんですよね。
*****
歴史などに例えてみるとわかりやすいです。
有名なところだと、中国の長い歴史の中で唯一の『女帝』として知られている武則天(日本では則天武后と呼ばれる)などがいます。
「独裁的政治をしていた冷酷非情な女帝」
と語られているものが多いのですが、女帝として上り詰めるまでの「見えない歴史」
と苦悩もあったようです。
宮女として仕えながら「寵愛」されていた媚娘(後の則天武后)は皇后や側室らから欺かれ、何度も陥れられては自分の命を「天運」に委ねながら生きながらえてきたのです。
登り詰められたのは、媚娘の『才』と『力』が生き残る為には必要だと、周りの者達が気付いたからだとも言えますね。
時には「罪の意識」に才悩まされる事もあったようですが、非情になりきれなければ自身も「国」も守れないのです。
*****
特徴として後半くらいから目立つ行為や、行き過ぎた「惨殺」などに目が行ってしまうのは確かですが、決して『功績』も残しているので政治的能力は男性にも負けないくらいあったのでしょう。
[ 功績 ]
・高句麗を滅ぼし唐の安定化に寄与
・農民反乱は1度もなく民衆の生活の安定
・人材登用能力の高さ(開元の治)
など則天武后だから成し遂げられたとしか言えませんね。
*****
何が正しい説なのかは、現代では断言する事が出来ず、どれも「絶対」という説ではありませんが見えない「裏側」にも注目して欲しいです。
表からみると残酷で裏側からみると国民を思う気持ち
*****
人の表を見たら裏にも目を向ける事は大事です。人間の本質を捉える為に…。
(どんな人間なのか両方を見る事で発見に繋がる事もあります。)
※歴史がさらさら入ってく人は、頭の回転が早かったりしますね。