初回は残念! でも真冬・真夏に期待(新治市民の森) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

横浜市内のあちこちに存在する“市民の森”
本ブログでは瀬上市民の森(ハンミョウやカワトンボ目当て)の登場頻度が高く、
称名寺市民の森にも数回足を運んでいますが、
それ以外の場所は意外とまだ行ったことがありません。

というのも、というのは立ち入れる範囲や視界が限られているため、
生きものを探すのが目的の私にはあまり向いていないんですよね……。
特に、スギやヒノキのみの単純な人工林ですと尚更成果が上がりませんし
ぶっちゃけあまり散策意欲をそそられなかったりします。

そんな中、本ブログのお客様がよく行かれているという新治市民の森
なかなか良い里山環境が整っており、鳥見スポットとしても魅力的だと知りました。
これはぜひ一度行ってみたいと思い、23日に足を運びました。

※厳密に言うと里山部分は新治里山公園といい、別スポットなのですが、
  まあ細かいことは気にし過ぎないようにしましょう。禿げるし(爆)






最寄り駅は十日市場駅。目的地はここから徒歩15分圏内です。
駅前は飲食店も多く、なかなか栄えています。






道中の歩道橋から。イチョウもすっかり色づき、晩秋の装いとなりました。
寒波の影響でしょうか? ことしはここ数年と比べると紅葉が早いかもしれません。







新治市民の森までは要所に案内板が出ているため、あまり迷うことはないはず。
高台から階段を下りた先が、新治里山公園のエントランスです。
市民の森はここに隣接しています。







道なりに奥へ進むと、林に挟まれた田んぼが見えてきました。
もう稲刈りも終わり、閑散としてしまっています。
でもこの感じだと、夏場にはカエルなどが結構出てきそうな雰囲気ですね。







アザミの花を横から。
が、寒波の影響か、すでに訪れるチョウの姿はなし。

この日の翌日(24日)が、例の雪が降った大寒波の日でしたが
前日の時点ですでにその兆候は来ており、冷たい風が強く吹いていました。
これでは昆虫も動けないかも……と思っていましたが、やはり予想通り。
別の場所の話ですが、去年は12月までカマキリを見たものですけどねぇ……。






 
田んぼの近くに咲いていたリュウノウギク(左)と……
右は何だろう? ツリガネニンジンでいいのかな?
リュウノウギクはかなりの数見られました。
初春なら、いわゆるスプリングエフェメラルなんかも期待できるかも?










オオカマキリの姿はもうなく、見つけられたのは卵のみ……。
藪の中にあったので多分大丈夫だとは思いますが
鳥などに食べられないよう、無事冬を越してもらいたいものです。










さて、市民の森に入ってみましょう。
シダを始めとして下草が多く、なかなか緑が豊か。
単純林ではなく樹種が多様です。







ちなみにこの森。林道を歩いている間でもポケモンがヒットしますし
所々にポケストップもあります。ただ、その数は微々たる物なので
無理に起動させずに散策に集中した方がいいかもしれません。







林道の途中にこんな施設が。
どうやら、間伐材などを使った工作品や道具を売っているようです。
芳醇な木の香りが漂います。

森の資材を生活に使うのは、昔ながらの里山暮らしの基本ですね。








道なりに進むとやや開けた丘に。
どうやらサクラが植栽されているようです。







少々グロいですが、木のくぼみに固まっていたヨコヅナサシガメの集団。
越冬の準備に入ったようですね。
なお、コイツらの主食は木の葉に集まるケ●シやイ●ムシ。
それがこれだけ集まっているということはこの木……あ、やめとこ(逃)。







葉っぱのウラに集まっていたツマグロオオヨコバイ
彼らもまた、こうして雨風をしのげる所で越冬するそうです。

これに加えてテントウムシの幼虫をちらほらと見かけましたが、
この日見られた動いている昆虫はなんと3種類だけ(汗)
あと1ヶ月早ければ……と後悔したのは言うまでもなく……。







加えてこの日は風も強かったため、小鳥の姿も見られませんでした。
冬鳥自体は来ているはずなのですが、鳴き声も聞こえず、
休日にもかかわらずバードウォッチャーの姿もまったく見られませんでした。

写真は、市民の森に隣接する遊水池。
夏場であればバッタやトンボなんかがかなり多そうです。
広くはないため、冬のカモ類はあまり期待できないかも?







帰りがけに、この日にようやく実装されたメタモンを1匹ゲットしました。
ズバットに化けていました。他にもコラッタ、ポッポ、コイキングに化けるそうですが
他にも何かしら化ける対象がいるかもしれません。
ミニリュウやヒトカゲなんかに化けられた暁には殺意が沸きそうですが。

今回は初日ということもあり、半ば下見といったところ。
野鳥・昆虫が出現しそうな場所はほぼ把握できましたので、
今後は各季節ごとにチェックしておきたいですね。
駅からのアクセスもいいですし、狭すぎず広すぎずで散策には丁度いいかも。

まずは冬鳥探し。今年中にもう一度足を運んでおこうかと思います。



【11/23 新治市民の森で捕獲したポケモン】
アーボ・・・1
イーブイ・・・4
イシツブテ・・・1
オニスズメ・・・2
クラブ・・・2
コンパン・・・1
ニョロモ・・・2
ビードル・・・1
ピッピ・・・3
トサキント・・・1
ナゾノクサ・・・1
ニドラン・・・1
パラス・・・6
ポッポ・・・2
マダツボミ・・・2
メタモン・・・1

≪総括≫
特定の何かの巣になっているわけではなく、数も多くはありませんでしたが
上記の通り森の中にもぽつぽつとポケモンが出現しました。
頻出ポイントは、3枚目の写真の階段を下りた先、管理事務所周辺でしょうか?
メタモンもこの近くで捕まえたものだったりします。
まあしかし、ポケモン目当てで来るような場所でないのは確かです(汗)。