便意がおこるメカニズムを知って、便意をおこしやく!

2013.12.18
OKマークの女性

便意は「胃・腸反射」と「直腸反射」の2つのステップでおこります。

便意のおこる仕組みを知って、便意をおこしやすくしましょう。

胃に物が入ると、腸が動き出す~胃・腸反射

胃に食べ物などが入って刺激を受けると、反射的に腸が動き始めて、蠕動運動が始まります。これを「胃・腸反射」といいます。

たとえば朝食などを抜くと、腸が動き出すタイミングを逃してしまい、便意を逃してしまいます。

直腸に便が到達すると、便意がおこる~直腸反射

腸の各部分の名称排便されるのを待つ便は大腸のS状結腸で待機しています。大蠕動運動がおこって、直腸に押し出されると、脳に信号が送られて便意が起こります。これを「直腸反射」といいます。

便意をおこすには、便の量も大切なポイント。

ポイントを説明する女医さん「直腸反射」は、直腸内の内圧が約30~40mmHgになるとおこります。つまり便が少なすぎると「直腸反射」がおこらず、便意をもよおすことはないのです。

食物繊維や水分をたっぷりとって便の量を増やせば、便意をおこりやすくなります。ダイエットや少食で食事の量が少ない場合は、サプリメントや食物繊維の飲料を上手に利用するとよいでしょう。