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【誉め手千人悪口万人】
ということわざがあります。
誉めてくれる人が千人いるとすれば、
悪口を言う人は十倍の一万人もいる
ということで、世の中には人をけなす
人が実に多いというたとえです。
いつの時も、どんな場所でも、
反りの合わない人、いませんか？
自分にとって拒否反応を示す人で、
相手も同じように思っています。
私も以前の職場で、そんな反りの合わない
人がいました。
その人は、私のことを陰で悪口を言ってる
という話を他から聞きました。
気にしないように努めても、ずっと
心に引っ掛かり、怒りが込み上げてきて
何事にも集中できないでいました。
そんな自分にも嫌気が差し、
「陰口は言われても、自分は決して
言わない！」
と心に誓いました。
その瞬間、とても気持ちが楽になり、
自分に誇りが持てるようになりました。
その後は、毅然とした態度で日々を
送っていましたが、陰口は入ってこなく
なりました。
逆に、その人は、親しげに私に話を
してくるようになりました。
陰口を言われるような嫌な自分は、
自分自身が作り上げていたのだという
ことがわかりました。
人の短所を悪く言うのではなく、
長所を褒めることが、お互いの信頼関係
を築き、自分の心も安定することを
身に染みて実感しました。
時には、悪いところを正してあげることも
大事だとは思いますが、その後は長所を
褒めてあげるようにしたいですね。
【名人は人を謗らず】
ということわざがあります。
名人は、他人の欠点や、短所を取り上げて、
悪く言ったりすることはない、
ということです。
あるひとつのことに、優れた腕前や能力を
持っている人は、他のすぐれた人の能力を
自分のものにしたいなどと考えないし、
自分の損や得のことなども考えないので、
人を妬むこともなく、人を悪く言う必要が
ないのでしょう。
名人と呼ばれるような器の方は、
自己中心的な考えはなく、他人の幸福を
考えているので、世の中の本質をよく
理解しているのだと思います。
世の中などの道理を良く熟知し、
その道理に従って、 正しく行動できる
【名人】になりたいと思います。
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