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「砂上の法廷」

2016-03-25 | 過去に観た映画
発想と設定がユニークで先が読めない展開は面白いのだけど、
そもそも全員が嘘をつき、秘密を持っているという法廷劇で
観客は何を信じれば良いのでしょうか。誰もが「エ?」と思う
ほど顔面激変した(一説には整形失敗?なんて言われている)
R・ゼルウィガーを一目で彼女と分かる人がどのくらいいる?
もうそれだけで騙された気分になること間違いなしの作品^^;
そしてキアヌが敏腕弁護士だって。嘘だろ~。似合わねぇ~。
と疑い出すとキリがないほど隙のない設定。容疑者ダンマリ
という弁護士側に圧倒的不利な法廷で見えてくる真実とは…
最後の最後まで真相は語られないので、一安心ができないと
いう面白さは秀逸。ただ、そこに至るまでの展開に「?」が
やたら多く、勢い喋り出した容疑者の告白にもほぼ呆然状態。
こういう裁判の陪審員にだけはなりたくない(本音)と思うが、
わずかな証言の綻びを暴くキアヌのカッコ良さ(髭もないぞ!)
には、ひょっとして頭いいのかも(失礼)なんて期待さえ過る。
発端となった事件よりも、そこまでの過程が観客に見え辛く、
また見えたところで共感できるか?という後味の悪さが残る。

(砂上の、なんて巧いわね~邦題。家族は円満でいきましょう)

★★★☆

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