朝の散歩中。 
帰り間際、家に近づいてきたのでリードを放して獏の好きなように歩かせていた。 
最近こんなことが多くなった。

裏通りだからできることである。

無論、周囲には気を配るし車や人が来れば獏を呼び止めてリードを持って歩いている。 
獏はノーリードでも待てと言えばちゃんと待っている、

5歳前後からそう言うことができるようになってきた。

大人になった、と思っている。 
もっともこれで呼び戻しができればパーフェクトなんだが。

それと山の中で放そうものなら鉄砲玉で帰ってこない。

待てと言っても知らん顔、おいでと言った瞬間に藪の中に消えている。 
でもまあ、人間にだっていろいろ欠点はある。

あれやこれや注文を付けるのは言葉の通じない相手には酷と言うもんだろう。 

今朝、やがて家に着こうと言う頃、

右膝の筋がビクとなって動けなくなり思わずしゃがみこんみんだ。

実はもう一カ月ほどこの部分が痛くて湿布貼ったり

温泉で温めたり様子を見ていたのだがなかなかすっきりしない。

ついにやってもうたか。 

痛てぇ、と言った瞬間、数歩先を歩いていた獏がこっちを見て歩くのを止め

じっとオレを見ている。

どうした? 
そんな顔をしている。

そしてオレが動けないでいると戻って足元に寄ってきた。 


     え?お前心配して待ってくれてんの? 


驚きと感動である。

以前、まだ獏が2,3歳の頃似たようなことがあった。

その時は一瞬こっちを見て知らん顔で先に行こうとした。

クソ獏、待たんかい、と声をあげたらビクッとして待っていたが。

その時のことを思い出し獏の行動に嬉しくなった。

嗚呼、ついにオレの愛情が実を結んだか、

大げさに言えばそんな感じだった。 
足を引きずってゆっくりと歩きだすと

獏はノーリードなのにオレに寄り添うように

ゆっくりと歩き出しなんとか無事帰宅。 

(以前の写真ですがこんなイメージ)


一般的に柴犬は飼い主に忠実だと言われているが

獏は絶対そうではないと思っている。 
山の中で放すと呼んでもなかなか戻って来ないのだから。 
ただ、それでもお互いが相手を思うことができればいいなと思っている。

獏はおれ達には無くてはならない存在だけど獏はどうなんだろう、

いつもそう考えている。

獏にとってオレ達の存在はただの餌係、散歩当番であったら悲しい。

今朝はちょっと心が通いあったような気がして嬉しかった。

親バカと言わば言え、である。 

 

家の中で獏と遊んでやった後病院へ行くも湿布薬だけ。

後は氷で冷やしている。

それにしても今年は事故やら怪我やらが連続して続いている。

当たり年か?

思い切って宝くじを買ってみようかと結構真面目に考えている。 

 

 

 

犬 2つのランキングに参加しています。1日1回応援のポチっをよろしくお願い

 

   にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ
 

ダルマ いつもありがとうございます ダルマ

 


犬ブログ広場へ
Instagram