遠く飯豊連峰には雪が残っている。
この時期になるとひし巻きが食いたい病が出る夫。
そういや、8年くらい前までは作っていたのだけど
家の新築に伴い、何となく作らなくなってしまっていた。
でも、毎年言われていたんだよね。
ひし巻きが食いてえ、食いてえ!!って。
もう、うるさいと思いながら、ここ数年民家近くまで出没する熊を言い訳に
なんとか逃れていたのだけど、孫たちも喜んで食うんじゃねえか?って
ったぐ、上手いとこ突いて来る!
しょうがないなあ~孫を引き合いに出されちゃ作るしかあんめ!と
でも熊が恐いんだよね~ 先日など住宅地の近くまで出てたって言うし
笹の葉を取って来る近くでも、クマに襲われて怪我をした人もいたって言うし
やだなー いつもは一人で笹の葉を取りに行っていたけど
食いたい張本人にも一緒に行ってもらうことにした。
夫はひし巻きが食えるならとホイホイと二つ返事だけど
ラジオと腰にはナタを…熊が出たら、これで戦うのだそうだ(嘲笑!!)
熊に出くわしたら戦ってもらおうじゃないか!!
車で10分も行くか行かないか、運動公園から山の方へと
昔っから、地区の人も良くここで笹取りをしていた場所で
すぐ脇には柿の木畑があり、圃場整備の為に重機なんかも動いている。
これなら大丈夫かもと、道端から笹を取り始めて奥の藪の方へと入っていく。
やっぱり熊出没注意の貼り紙がしてあった(;''∀'')
新緑に萌える山道
隣接している会津身しらず柿の畑
藪の中にある笹
少し奥のほうに行くと藪の中に笹の葉が蔓延っている。
イバラや雑草なのに足を取られながらも、一枚一枚と採っては袋に入れていく。
夫のポケットのラジオの歌声が聞こえて来る。
なんだか天気も良いし長閑だなあ~
小一時間ほど取って家に帰る途中に畳屋さんに立ちよって
畳のキレッパシをもらって来る。
昔はスゲで結んでいたけど、スゲなんかそうたやすく手に入るものでもなく
かと言ってビニールの紐じゃ味気ない!!
だからいつも畳みい草で結んでいた。
なんだ…結局熊にハ出会わなかったなあ~
ホッとしたような、ちょっと残念だったような
夫がナタで対戦している勇士も見たかった(笑)
さてさて、ひし巻きを巻くぞ!!
冒頭からひし巻きひし巻きと言っているけど
形から菱巻とも呼ばれ、水に浸したモチ米を笹の葉で三角の形に巻き入れて茹で
1房に5個束ねて吊り下げ、保存する。
食べるときは、黄な粉をつけて食べ、昔はどの家庭も作っており
ちょうど田植えが終わった今頃が笹の葉も大きくなるので
うちでは、いつもこの季節の頃に作っていた。
ひし巻きの巻き方はこちら こちら!!
前日に水に浸しておいた…こちらではうるかすって言うんだけどね。
ザルにあげて水けを切る、い草も水に浸して切れ難くしておく。
一枚をクルット三角状に巻いて、そこにもち米を入れ
折って、もう一枚の笹の葉で蓋にして縛って行く。
レーブルの上に準備万端!!
ザルにてんこ盛り 同じ量のものがもうひとつある(^▽^;)
簡単なようだが、なかなか難しい。
次女は家にいる時に、この技を取得してった。
5個巻いたらひと縛りして次々と巻いて行く
大きなざるにてんこ盛り、2升分巻いた。
夜わりで茹でて、茹でるのも40分か50分くらい
売ってるのように鮮やかな緑色じゃ茹で足らなく
笹の色がくすんだように変わったくらいじゃないと
もっちりもちもちと美味しくならないって、昔っからそう教わっていた。
茹で上がったひし巻きは、ザルで水気を切っておいて
次の日に食べるのが美味しい。
黄な粉はもちろん、そのままでも笹の風味があって美味しいし
息子や長女なんかはお醤油で食べる。
じっくりと時間をかけて出来上がったひし巻き
剥いて黄な粉をかけてたべる。」
せっかく巻いたのだから次女の所にも送ってあげたいしと
夫なんかご飯も食わずに食うに決まっている。
サクぼんもまる子も食べてくれた。
笹の葉…まったく、二人で取って来たものだから
かなりの数の笹の葉が余ってしまったので
次回の時の為に冷凍保存することにした。
真空にするのはストローを使って空気を抜いた!
一枚一枚水気を取って、チャック付きの保存袋に入れ
真空にしてから冷凍すると、2~3年はそのまま色鮮やかに保存できるらしい。
作らなくなってずいぶん経ちます、
教えてもらったけど、もう忘れたかも、
手マメに作りましたね、ゆで加減も旨そう、懐かしくなってきました。
冷凍保存もできるようで、何回か食べられて、旦那様大喜びですね。
ひし巻、我が家も昔は作っていたものですが、
子供が大きくなるとともに作らなくなってしまいました。
時々道の駅などで売っているのを見かけますが
なんとなく自分で作ったものじゃないと・・・
みたいな妙な意地もあって、買ったことがないのです。
この記事を読んだらすごく食べたくなりました。
熊が怖いですが、また笹を取りに行って作ろうかなぁ。
巻き方もあやふやになってしまっているので
リンクしていただいたのがうれしいです。
このところ、6月と思えないほど寒い日があったりしますが、
そちらの方の農作物に影響はありませんか?
そちらよりちょっと北の我が家の周りの田んぼの苗が、
例年ほどの勢いがないようで心配です。
札幌市内でも熊の目撃情報が多いです。
最近の熊は逃げないそうで・・・
注意報が出てますが
どう、注意すればよいのやら
一つ一つ、丁寧に包んで美味しそうですね
こう言うのを食べて育つと
きっと良い子ばかりだろうな
新潟の笹団子に似ていますが、笹団子には餡子が
入っています。
田舎で田植えの頃、作ってくれた「ひし餅」のようですが、
ひし餅は茅の葉っぱで包んでいました。
このくらいの大きさなら子供でも食べやすいですね。
私も食べてみたくなりました。
ひし巻き、つの巻きとも呼ぶのですね。
喜多方のHPを見ると、ひし巻きは、五月の端午の節句に作られる郷土料理、ひし巻きは粽(ちまき)、とあり、端午のお供え物、とありました。
ひし巻き、ちまき、笹巻き、あく巻き、中華まき、、、、もう全国に沢山の呼び方、作り方があり驚いてます。
しかし、笹を採りにナタ、ラジオ、鈴、熊と格闘するを覚悟に出かける、何とも恐ろしいことです。
熊と出くわすことなくお帰りになって良かったです。
「なんだ…結局熊にハ出会わなかったなあ~
ホッとしたような、ちょっと残念だったような
夫がナタで対戦している勇士も見たかった(笑)」
pochiko さん、とっても正直ですね、思わず笑ってしまいましたが、笑い事じゃありませんね。
丹精込めてお作りになったひし巻き、ご家族の楽しい団らんになったことでしょう、お疲れ様。
この頃テレビでは熊に襲われた事件のニュースが度々流れているので、
そんな危険も顧みずに~~と、思ってしまいました。
本当に気を付けてくださいね~。
ご主人がナタで戦おうなんぞ・・・と、何と!勇気のあることでしょう(笑)
サクぼんちゃん、まる子ちゃんに食べさせて上げたいって、思ったら、
クマの恐怖にも勝っちゃうみたいだね~。
ひし餅はこんな工程を経て作られるんですね。
作り慣れて居られるからですよね~、
きっちり説明通りに綺麗に笹が結ばれてて感心しちゃった!
蒸して冷まして黄な粉で食べる美味しさ、想像しましたよ~。
お餅に黄な粉を付けて食べるようなものだから、
美味しいに決まってますよね。
近くだったら、お相伴させてもらっちゃうんだけどな~。
久々のひし餅をご家族皆で堪能して、一杯作った甲斐がありましたね~。
こちら山形県の庄内地方では、笹巻と言います。しかも、私の実家は灰汁で茹でるので餅が黄色になります。主人の実家はお湯で茹でるので白い餅。一部の地域は、三角垂の形に巻く所も!
私はやはり!黄色の笹巻をとろとろになるまで茹でるのが大好きです(*^^*)おばあちゃんが生きていた頃は、山程作ってくれたのでお腹いっぱい食べれたけど、買うと高いんですね。
蕨取りに行くのですが、私もポチコさんと同じように、鎌、鈴、携帯からの軽快な音楽♪又は自分で歌う🎤で!闘う覚悟で行きます‼
誰もいないかと思いきや!畑におじさんがいて歌ってるのを聞かれることも(;_;)
何事もなくてよかったですね~
もち米を詰めてゆでるんですね
こちらの朴葉餅のようなものでしょうか
包むのがコツがいりそうですね
お孫さんも食べてくれてよかったですね
山へ行くのは熊が怖いですよね
特に笹は熊が好きらしいじゃないですか
良かったですね合わなくて
へえ~ストローで真空にするんですね
なかなか生活の知恵ですね
さすがpochikoさんですね
旦那様も満足されたことでしょう
ちまきっていうのかと思ってました。
我が家では、笹団子より好きです。
美味しいです。
でも、手がかかっているのですねー
心して残り頂かなくちゃ
こういうの毎年作って、地元の味を覚えて欲しいなと思うようになりました。
茹で方もしっかりと笹の色が抜けるくらいまで茹でた方が美味しいんです。
笹の葉も冷凍保存しておきましたので
またしばらくしたら作ってあげるつもりです^^